【J1第36節 番記者通信簿】総合評価上位は3クラブ 浦和、G大阪は『興奮度』MAX評価に

サッカー新聞 エルゴラッソ

【画像提供:エル・ゴラッソ】

 サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の番記者が担当クラブの直近試合の出来を通信簿形式で振り返る本企画。企画第1回となるJ1第36節で最上位ランク(A+)となったのは浦和、町田、G大阪。浦和はホームで2位の広島に3⁻0で勝利。町田はFC東京の“新国立不敗神話”をストップする快勝。G大阪はアウェイで打ち合いの末、終了間際に決勝点を挙げる“劇勝”を飾っている。

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 なお、通信簿は6つの評価項目と番記者の短評および総評で構成。6つの評価項目の合計点に応じて上図の総合評価をつけている。評価項目の概要、採点基準、総合評価基準は以下のとおり。

【評価項目】
①ゲーム支配
②個人パワー
③スタイル発揮
④球際
⑤リレーション(選手のつながり)
⑥興奮度

【採点基準】
9~10点:すごく良い
7~8点:良い
5~6点:及第点
3~4点:ややもの足りない
0~2点:次節に期待
※採点は1点刻みで評価

【総合評価基準】
S:49~60点
A+:43~48点
A-:37~42点
B+:31~36点
B-:25~30点
C:13~24点
D:0~12点

 それでは、各クラブの通信簿を見ていこう。

A+ランク 浦和(総合評価点:44)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:沖永 雄一郎】
【総評】
試合序盤のあまりの劣勢は各項目の減点対象となるが、前半途中以降はがらりと印象が変わってくる。継続性・発展性はともかく“らしさ”は見せたし、各選手の個性やスモールグループのコンビネーションも存分に出た。絶望的な序章からの圧勝劇、原口元気の復帰後初ゴールでの大団円など、エンタメとしては満点のゲーム。

A+ランク 町田(総合評価点:44)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:郡司 聡】
【総評】
ターゲットマンのオ・セフンが相手とのエアバトルを制し、そのセカンドボールを回収したエリキが推進力を生かして背後を攻略。実際にこのアプローチで先制したように、ターゲットマンを最大限に生かす戦い方が快勝につながった。先制後は攻守両局面でFC東京を圧倒。球際の強さもよみがえった印象だ。

A+ランク G大阪(総合評価点:43)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:下薗 昌記】
【総評
】後半で2点をリードしながらも、パワープレーを含めた磐田のロングボール攻勢にバタつき、失点を重ねたのは大きな反省点。堅守がベースのチームだけにスタイルを発揮したとは言いがたいが、土壇場で打ち合いを制する力と、あきらめないメンタルを発揮する戦いぶりはまさに“ザ・ガンバ”。興奮度は満点と評価した。

A-ランク 横浜FM(総合評価点:42)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:大林 洋平】
【総評】
7試合ぶりの白星で、J1残留を確定させた。80分に生まれた決勝ゴールは4人が有機的に絡んで左サイドを完璧に崩し、高速クロスをニアに走り込んだアンデルソン・ロペスが豪快に叩き込んだ。強いときの横浜FMの象徴である “クロス”、“ニア”、“終盤の強さ”の3点セットが表れた久々の制勝だった。

A-ランク 新潟(総合評価点:41)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:野本 桂子】
【総評】
各項目はおおむね悪くないが、数字どおりの結果にはつながらなかった。守備はセットプレー以外はピンチをつぶすことができた。攻撃はアタッキングサードまではボールを運べたものの、フィニッシュの迫力と精度を欠いた。後半に交代策で修正し、終盤の同点劇で『興奮度』も結果的にプラス。1失点は起こり得るので複数得点が欲しい。

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