【データが示す攻守ベストイレブン/J1第31節】優勝争いを繰り広げる2チームは攻撃面が突出!? 4連勝の東京Vは守備で2名選出

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守備的ベストイレブン 【画像提供:データスタジアム株式会社】

21年ぶり4連勝の東京Vから2名選出。綱島は2週連続

 2003年以来、J1で21年ぶりとなる4連勝を飾った東京Vから今節最多タイの2名が選出された。GKマテウスは冷静なセービングでゴールにカギを掛け、今季10回目のクリーンシートを達成。綱島悠斗はデュエルで特長を発揮し、2週連続の守備的ベストイレブン選出となった。東京Vと同じく名古屋からも2名、稲垣祥と三國ケネディエブスが選出。前者はボール奪取力、後者はゴール前での守備で無失点勝利に貢献した。名古屋はここ2試合で5得点0失点と、夏の不調から完全に脱しつつある。

3バックの一角として存在感を見せた東京VのDF綱島悠斗。完封勝ちでのリーグ戦4連勝に貢献した 【(c)J.LEAGUE】

 首位のFC町田ゼルビアを無失点に抑え、敵地で貴重な勝点1を獲得した札幌からは岡村大八が選出。ディフェンスリーダーとして相手の攻撃をはね返し続けて今節最多となる7回のタックルを行うなど、今節の守備ポイントで1位となった。広島の塩谷司とFC東京の小泉慶は試合途中にポジションを一列上げ、中盤のフィルター役としても活躍した。特に塩谷は今節トップの奪取ポイントを記録している。

 連敗を4でストップさせて9試合ぶりの勝利を挙げたセレッソ大阪からは北野颯太が選ばれた。今季二度目のスタメン出場となったアカデミー出身の20歳は、攻撃面でも狭いスペースを軽やかなドリブルで突破するシーンが多々見受けられたが、今節最多となる3回のインターセプトを記録するなど守備面で出色のパフォーマンスを披露。そのうちの1つは高い位置で引っ掛けて自らシュートまで持ち込み、決定機を演出した。

 その他、鹿島アントラーズの知念慶、町田の下田北斗、ジュビロ磐田の中村駿など、チームが無得点で白星奪取にはつながらなかったが、クリーンシートで勝点の獲得に貢献した中盤のプレーヤーが選出されている。

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