2024プロ野球・スポーツナビ週間MVP

【週間MVP】2年連続20HRの“竜の主砲“がセ野手トップ パ投手は球団史上初の2ケタ左腕

データスタジアム株式会社

【写真は共同】

 スポーツナビでは2024シーズンのプロ野球で、週間MVPを選出する。野手では「wRAA(weighted Runs Above Average)」、投手は「RSAA(Runs Saved Above Average)」(いずれもその選手が平均的な選手と比較してどれだけチームの得点貢献を増減させたかを表す指標)を基に、「セ・リーグ野手」「パ・リーグ野手」「セ・リーグ投手」「パ・リーグ投手」の4部門で選手をランキング化する。トップに輝いた選手を、ぜひチェックしてほしい。

節目の一発を放った中日・細川がトップ

 セ・リーグの野手では、2年連続の20本塁打に到達した細川成也(中日)がトップに立った。2位には持ち前の勝負強さで打点を積み重ねた森下翔太(阪神)、3位にはプロ4年目で通算300打点を突破した佐藤輝明(阪神)が名を連ねた。

【画像提供:データスタジアム株式会社】

1位 細川 成也(中日)
 対象期間中は6試合すべてでヒットを記録するなど、25打数10安打3本塁打の活躍を見せた。9月6日と8日の広島戦ではいずれも初回に2ランを放ち、チームの勝利に貢献。同時に2年連続となるシーズン20本塁打も達成した。

2位 森下 翔太(阪神)
 9月4日から5試合連続でヒットと打点を記録し、対象期間中は打率.440、7打点と打線をけん引した。特にヤクルト3連戦での活躍は目覚ましく、初戦と2戦目は先制打を含む猛打賞をマーク。3戦目には今季13号となる一発が飛び出した。

3位 佐藤 輝明(阪神)
 対象期間中は両リーグトップの10打点を記録。9月6日のヤクルト戦では満塁本塁打を放つなど5打点の活躍を見せ、球団史上初めて入団4年目で通算300打点に到達。さらに翌日の試合でも初回にアーチを描き、チームの5連勝に貢献した。

首位猛追の原動力が上位にランクイン

 パ・リーグの野手部門では、対象期間中に打率.529と猛打を振るった清宮幸太郎(日本ハム)が1位に輝いた。2位には、その清宮とともに打線をけん引したマルティネス(日本ハム)、3位にはリーグトップの7打点を挙げたソト(ロッテ)が続いた。

【画像提供:データスタジアム株式会社】

1位 清宮 幸太郎(日本ハム)
 対象期間中は全5試合でヒットを記録し、打率.529のハイアベレージをマーク。特に9月4日のソフトバンク戦では、9回に2ランを放ってチームの逆転勝利に貢献。8日のオリックス戦でも9回に一時同点の適時打を放つなど、ここ一番で勝負強いバッティングを見せた。

2位 マルティネス(日本ハム)
 9月6日のオリックス戦では、同点で迎えた9回の2死満塁から代打で登場し、サヨナラの押し出し四球を選ぶ活躍。翌7日の試合でも3ランを含む3安打をマークするなど、対象期間中はヒットと同数の5四球に加え、リーグトップタイの2本塁打と存在感を示した。

3位 ソト(ロッテ)
 9月5日の楽天戦では3回に勝ち越し2ランを放ち、カイケルの来日初勝利をアシスト。連敗して迎えた8日の試合では5回に勝ち越し打、8回には相手を突き放す2ランをマークし、チームの勝利に貢献。クライマックスシリーズ出場を争う楽天との4連戦で、計7打点を挙げる活躍を見せた。

1/2ページ

著者プロフィール

日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント