“3色”のメダルをそろえた鈴木孝幸 「1番厳しい」種目でメダルを引き寄せた戦略とは?

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若い選手たちに成功体験を

銅メダルを獲得した鈴木孝幸(右) 【写真は共同】

 残る種目は混合200mメドレーリレー(運動機能障害)、男子50m自由形(運動機能障害S4)の2つ。鈴木は「しっかり出し切れるようにまた練習したい」とコメントした。

 5日に実施されるメドレーリレーは旗手を務めた27歳・西田杏をはじめ、鈴木よりも若い選手たちと出場する予定で、そんなリレーメンバーたちについて鈴木はこう語る。

「(パリ大会までの)1、2年間、メダルを目指して一緒に頑張ってきたので、努力がしっかりと実るというか、そういった成功体験を若手の皆さんにも経験してもらいたい。たとえメダルが取れなかったとしても、無駄にならないぐらいの努力を、みんなはしてきていると思うので、リレーのレースからいろいろ学ぶというか、彼らの経験値が増えていったらいいなという思いはあります」

 メンバーの1人、20歳・田中映伍もこの日に出場した男子50メートル背泳ぎ(運動機能障害S5)で自己ベストを更新。「勢いはあると思うので、メダルに届くように頑張りたい」と鈴木は意気込んだ。

 メダルと同時に授与されるマスコットのフリージュ、実はメダルに合わせて色の一部が異なっており「フリージュもメダルも(3色そろった)」と鈴木は話した。

 3色のメダルをそろえた鈴木、次のメダルの色は何色になるのだろうか。

(取材・文:山田遼/スポーツナビ)

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