2024プロ野球・スポーツナビ週間MVP

【週間MVP】セ・パともに助っ人投手陣が上位独占 野手は躍動したリードオフマンがトップ

データスタジアム株式会社

リーグトップタイの6勝目を挙げたエスピノーザ 【写真は共同】

 スポーツナビでは2024シーズンのプロ野球で、週間MVPを選出する。野手では「wRAA(weighted Runs Above Average)」、投手は「RSAA(Runs Saved Above Average)」(いずれもその選手が平均的な選手と比較してどれだけチームの得点貢献を増減させたかを表す指標)を基に、「セ・リーグ野手」「パ・リーグ野手」「セ・リーグ投手」「パ・リーグ投手」の4部門で選手をランキング化する。トップに輝いた選手を、ぜひチェックしてほしい。

6勝目を手にしたオリックスの助っ人右腕がトップ

 パ・リーグの投手では、リーグトップタイの6勝目を挙げたエスピノーザ(オリックス)が1位に輝いた。2位には防御率リーグトップのモイネロ(ソフトバンク)、3位には2年目右腕の大津亮介(ソフトバンク)が続いた。

【データ提供:データスタジアム】

1位 エスピノーザ(オリックス)
 6月21日の西武戦に先発すると、来日後最長となる8回を4安打無失点に封じた。2回は1死一二塁から2者連続三振、5回には1死一三塁からサードゴロと三振でピンチを脱出。6回以降は相手をパーフェクトに抑え、6勝目をマークした。

2位 モイネロ(ソフトバンク)
 6月23日のロッテ戦に先発。初回に2死から連打を浴びて先制を許すも、2回以降は本来のピッチングを取り戻してゲームメーク。6回には味方のエラーが絡んで再び失点を喫したものの、6イニングで8つの三振を奪う力強い投球を披露した。

3位 大津 亮介(ソフトバンク)
 6月22日のロッテ戦で自己最長の8回を投げ、今季5勝目をマークした。立ち上がりを攻められ初回に1点を失うも、その後は要所を締める投球で無失点。8回には相手の上位打線を三者三振に斬って取る圧巻の投球を見せ、チームに勝利を呼び込んだ。

7回無失点の好投を見せた巨人・グリフィンがトップ

 セ・リーグの投手では、ヤクルト打線を相手に好投を見せたグリフィン(巨人)がトップに立った。2位には緩急を生かしたピッチングで阪神打線を封じたジャクソン(DeNA)、3位には6月に入ってから好調な投球を続ける玉村昇悟(広島)が続いた。

【データ提供:データスタジアム】

1位 グリフィン(巨人)
 6月22日のヤクルト戦に先発。3回までは毎回得点圏に走者を背負うも得点は許さず、4回から6回は一転してパーフェクトピッチングを展開。7回には2死二塁から代打・青木宣親を打ち取り、7回無失点9奪三振の力投で救援陣にバトンをつないだ。

2位 ジャクソン(DeNA)
 6月21日の阪神戦で7回途中無失点の好投を披露。威力抜群のストレートにチェンジアップやナックルカーブなどの変化球を織り交ぜ、相手打線を翻ろう。7回無失点で白星を挙げた11日の登板に続いてスコアボードにゼロを並べた。

3位 玉村 昇悟(広島)
 6月23日の中日戦で先発。3回に先制点を許したものの、その他のイニングでは危なげない投球を披露。4回に先頭打者の細川成也にヒットを打たれた後は9者連続でアウトを奪い、6回1失点と先発の役割を果たした。

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日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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