2024プロ野球・スポーツナビ週間MVP

【週間MVP】プロ初HRを放った「交流戦首位打者」がトップに セ投手は"9試合連続QS"の左腕が1位

データスタジアム株式会社

【写真は共同】

 スポーツナビでは2024シーズンのプロ野球で、週間MVPを選出する。野手では「wRAA(weighted Runs Above Average)」、投手は「RSAA(Runs Saved Above Average)」(いずれもその選手が平均的な選手と比較してどれだけチームの得点貢献を増減させたかを表す指標)を基に、「セ・リーグ野手」「パ・リーグ野手」「セ・リーグ投手」「パ・リーグ投手」の4部門で選手をランキング化する。トップに輝いた選手を、ぜひチェックしてほしい。

日本ハムの若手が上位を独占

 パ・リーグの野手部門は、現役ドラフトで移籍の水谷瞬(日本ハム)が1位に輝いた。2位に打率.341と打撃好調の田宮裕涼(日本ハム)、3位には1試合で2本の三塁打を放った水野達稀(日本ハム)がランクイン。トップ3を日本ハム勢が独占する結果となった。

【データ提供:データスタジアム】

1位 水谷 瞬(日本ハム)
 5月29日の阪神戦でプロ入り後初となる猛打賞を記録すると、翌30日の試合では4安打の活躍。6月2日にはプロ初アーチを放つなど、対象期間中は19打数11安打5打点とバットで存在感を発揮。一軍の舞台で持ち前の打棒を披露し、見事に監督の起用に結果で応えた。

2位 田宮 裕涼(日本ハム)
 5月29日の阪神戦で今季4度目の猛打賞を記録し、チームの勝利に貢献。6月2日のDeNA戦では3ランを含む3本の長打を放つなど、持ち前のパンチ力を見せつけた。対象期間中に規定打席に到達し、パ・リーグの打率ランキングで1位に浮上した。

3位 水野 達稀(日本ハム)
 対象期間中は5試合すべてでヒットをマークし、計6安打6打点の活躍。5月31日のDeNA戦で今季3号ソロを放つと、6月2日の一戦では俊足を生かして2本のスリーベースを記録した。ここまでショートのレギュラーとして攻守に存在感を見せている。

ヤクルトの次世代を担う遊撃手が堂々のトップ

 セ・リーグの野手では、対象期間中に11本のヒットを放った長岡秀樹(ヤクルト)が1位に輝いた。2位には高い出塁能力でチャンスを演出した丸佳浩(巨人)、3位にはそのチャンスで勝負強い打撃を見せた吉川尚輝(巨人)が続いた。

【データ提供:データスタジアム】

1位 長岡 秀樹(ヤクルト)
 5月28日からの対ロッテ3連戦で計7安打4打点をマークすると、続く楽天戦でも快音は途切れず、6月2日の一戦では先制打を放ってチームの連敗ストップに貢献。対象期間中は全6試合でヒットを放ち、5試合で打点を挙げる活躍で打線を引っ張った。

2位 丸 佳浩(巨人)
 6月2日の西武戦で3安打を記録するなど、6試合中5試合でヒットを放った。唯一無安打に終わった5月31日の試合でも3つの四球を選び、対象期間中は出塁率.500をマーク。持ち前の打棒と選球眼で、リードオフマンとしての役割を存分に果たした。

3位 吉川 尚輝(巨人)
 対象期間中は打率.385をマークし、12球団トップタイとなる4本の二塁打を放つ活躍で3番打者として打線をけん引。5月29日のソフトバンク戦では、両軍無得点で迎えた延長12回裏に守護神・オスナからサヨナラの適時二塁打を放ち、試合を決めた。

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著者プロフィール

日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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