佐々木朗希が最優秀防御率!?「〇か×か?」プロ野球ファンが12球団の気になるトピックを予想 

赤星元信

ファンの○×予想(パ・リーグ)

オリックス:山下舜平大が15勝以上を挙げる
ファンの予想「○:46.7%」「×:53.3%」


 昨年16勝の山本由伸(ドジャース)、11勝の山﨑福也(日本ハム)が抜け、9勝で新人王に輝いた山下にかかる期待は大きい。山本は18勝、15勝、16勝と3年連続「最多勝」を獲得した。しかし、それに続いたのは2021年宮城大弥(オリックス)13勝、2022年髙橋光成(西武)12勝、2023年平良海馬(西武)と山﨑福也(オリックス)11勝なのだ。

「◯」=打線の援護次第だが、能力的には20勝も夢じゃない。
「◯」=昨年よりまたさらに体が大きくなって体力もついたので1年間フルに働けそう。
「✕」=2桁勝つと思うが15勝は多い。
「✕」=山本のいなくなった穴を埋めてくれる気がしますが、15勝まではいかないかと。


ロッテ:佐々木朗希が最優秀防御率のタイトルを獲得する
ファンの予想「○:48.6%」「×:51.4%」


 佐々木は2022年9勝4敗、防御率2.02。2023年7勝4敗、防御率1.78。先述の山下同様、山本由伸に次ぐ2位は2022年、千賀滉大(ソフトバンク)1.94、2023年、髙橋光成(西武)2.21。つまり佐々木の「最優秀防御率」獲得は射程圏内だ。だが、佐々木の投球回は2022年129回1/3、2023年91回である。プロ5年目は「規定投球回143」との勝負だ。

「◯」=山本由伸がいないので、投手4冠のタイトルいずれも獲る可能性はあります。
「◯」=メジャーリーグを目指すために頑張るだろう。
「✕」=怪我しやすいのがやっぱり気になる。
「✕」=100球前後でマウンドを降りるので、イニングを稼げなく厳しいと思うから。


ソフトバンク:山川穂高が本塁打王を獲得する
ファンの予想「○:29.9%」「×:70.1%」


 山川は西武時代の2018年47本、2019年43本、2022年41本で過去3度本塁打王に輝いている。昨年は26本で近藤健介(ソフトバンク)、浅村栄斗(楽天)、ボランコ(ロッテ)の3人がタイトルを分け合った。移籍した山川は近藤、柳田悠岐の強打者がいるソフトバンクでマークが分散される。昨年後半に実戦を離れたブランクがどう出るかだ。

「◯」=ホークスなら打つ人が多いのでプレッシャーなさそう。
「◯」=PayPayドームが比較的小さな球場だから。
「✕」=今年は良い外国人打者が数人いるので、久しぶりに外国人ホームラン王になる。
「✕」=昨年のことを考えると、いきなりの復調は難しいと思うため。

日米通算200勝まであと3勝に迫った田中将大。「10勝は厳しい」というファンの評価を覆せるか 【写真は共同】

楽天:田中将大が10勝以上を挙げる
ファンの予想「○:22.5%」「×:77.5%」


 日本復帰以来、2021年から4勝、9勝、7勝。故・野村克也元監督から「マー君神の子不思議な子」と言われ、2013年24勝0敗で楽天創設初優勝の原動力になった神通力は残念ながらない。それでも日米通算197勝。今季36歳だが、まだまだ老け込む年齢ではない。今季38歳、日米通算196勝(3月22日現在)の“兄貴分”ダルビッシュ有(パドレス)とともに「ダブル達成」といきたいものだ。

「◯」=200勝おめでとう!
「◯」=則本が抑えにいって、マー君が10勝しなかったら楽天は最下位だろう。
「✕」=完全に衰えていて技巧派の変化球投手になっているので2桁は難しいと思う。
「✕」=昔の神の子マー君の逆で勝ち運がまるでない。多分5勝くらい。


西武:武内夏暉が新人王を獲得する
ファンの予想「〇:23.9%」「×:76.1%」


 パ・リーグ新人王は直近5年間、2019年から高橋礼(ソフトバンク)、平良海馬(西武)、宮城大弥(オリックス)、水上由伸(西武)、山下舜平大(オリックス)と、すべて2年目以降の投手が受賞。ドラフト1位で4球団競合の隅田知一郎(西武)2022年1勝10敗→2023年9勝10敗もそうだったが、1年目の活躍は難しい。武内がジンクス破りに挑む。

「◯」=期待も込めて。大学生ピッチャーの中で一番いいと思うから。
「◯」=オープン戦絶好調なので、このままいけば獲れそうな気もする。
「✕」=個人的には楽天の古謝投手が新人王だと思っているので。
「✕」=西武は先発陣がそろっているので、無理させないで今年は育成中心に行くと思う。


日本ハム:万波中正が35本塁打以上を打つ
ファンの予想「〇:35.1%」「×:64.9%」


 新庄剛志監督就任以来、2022年14本塁打、2023年25本塁打と覚醒した「まんちゅー」こと万波中正。昨年チーム防御率がリーグ3位なのに、2年連続断然最下位は、打線の低調ゆえ(チーム打率.231は6位、464得点は同5位)。日本ハム選手が本塁打王なら2016年のレアード39本塁打以来だ。万波のさらなる飛躍に期待がかかる。

「◯」=規格外の選手なのは確かですし、40本台行ってほしいです。
「◯」=希望も含め、ロマンしかないバッターだから。
「✕」=粗さが目立つ打者なのと、去年の活躍からかなり警戒されて研究されるだろうから。
「✕」=穴が多いので30本はいくが、35本は難しい。


(企画構成:スリーライト)

2/2ページ

著者プロフィール

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント