勝てば年間3億5000万円超え! 古性優作が狙う歴代最多賞金 1億3700万円をかけた一発勝負「KEIRINグランプリ」
今年こそVなるか、松浦&清水のゴールデンコンビ
GPでは清水と4度目のタッグとなる松浦、今年こその思いは強い 【写真:中原義史】
松浦がこれまでに勝ったGI・3勝のうち、初タイトルとなった2019年競輪祭は清水とのワンツーを決め、21年日本選手権も清水の先行に乗って番手から抜け出しV。また、20年全日本選抜では先行した松浦の番手から捲った清水が悲願の初GIタイトルを奪取している。
このように松浦、清水のゴールデンコンビは毎回前後の並びが決まっているわけではなく、レースによって自在に連係。そのうえで2人して機動力を駆使してレースを制するという、まさにチーム戦でもある競輪の醍醐味を表現した戦いを展開している。
「立川は好きなバンク」と語る清水、どのような仕掛けをしてくるかにも注目 【写真:中原義史】
「立川は地元の次ぐらいに好きなバンク。松浦さんの前で精一杯頑張りたい。無欲で自分のレースができればと思います」(清水)
グランプリで連携を組むのは4度目。過去3度は結果が出ていない分、今年こそはゴールデンコンビで競輪界の頂点を制圧したい。
※リンク先は外部サイトの場合があります
眞杉、深谷、山口の単騎3選手が“真の主役”に
そうなるとあらゆる選手の動きを頭に入れ、想定しなければいけないために選手たちはもちろん頭脳をフル回転させて作戦を練っているだろうが、予想をするファンとしても頭が痛いところ。しかも、競輪はラインを組む方が有利であるのは間違いないが、グランプリともなると個の能力が高すぎるゆえに単騎でも十分にV圏内に突っ込んでくる。
とすれば、今年のグランプリの“真の主役”は単騎の3選手、ということになるかもしれない。
今年GI・2勝、賞金ランキングでも2位、24歳の眞杉にとって今年は大きな飛躍の1年になった 【写真:中原義史】
「オールスターの後があまり良くなかったのでいろいろな人に相談しながらセッティングなどを見て、それで競輪祭を優勝できたので良い流れで来られたかなと思います。競輪祭の後は宇都宮競輪場が改修で使用できなかったので、前橋に行ったり、合宿で仕上げてきました。単騎で、楽しんで走れればと思います」
※リンク先は外部サイトの場合があります
「平成の怪物」深谷が6年ぶりのGPカムバック、完全復活Vを期待するファンも多い 【写真:中原義史】
「離れている期間、ずっとグランプリは目標にしていましたし、戻って来られたことはすごくうれしく思っていますので、しっかり戦う準備をしたい。立川は相性が良くて好きなバンク。今年1年間、南関の選手が力を合わせて押し上げくれたので、その思いも背負ってしっかり頑張りたい」
※リンク先は外部サイトの場合があります
デビューから3年半でGP初出場を果たした山口、偉大な父に一歩近づくVを目指す 【写真:中原義史】
「オールスターまではいい調子でしたが、落車してからはレースのリズムに乗れなくて、1年の後半は良くなかったですね。(競輪祭の後は)なかなかレース間隔が1カ月空くことはないので自分のやりたい練習ができています。立川は100勝を決めたバンクなので縁起がいい。なるようにしかならないと思うので、迷うことなく1着だけ狙っていきます」
※リンク先は外部サイトの場合があります