「花園」目前! ラグビーW杯・日本代表の高校時代をひも解く

斉藤健仁
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今年のW杯で主軸としてプレーした松田(左)と松島(右)。松島は桐蔭学園時代に花園で優勝を果たしている 【写真/斉藤健仁】

 12月27日から2024年1月7日にわたり、大阪・東大阪市花園ラグビー場を中心に開催される「花園」こと全国高校ラグビー大会。全国都道府県代表51校が出そろい、2日に抽選会が行われる。本番まであと3週間ほど、各校はここから仕上げの段階を迎える。

 今年は9月から10月にかけてフランスでラグビーワールドカップ(W杯)が開催された。決勝の激戦や日本代表の奮闘は記憶に新しいが、ここではW杯日本代表選手たちの高校時代を振り返りたい。

 W杯スコッドは大会途中で追加合流したFB山中亮平(神戸スティーラーズ)も含めると34名おり、そのうち花園に出場した選手は21人にのぼる。

 2006年度以降、08年度の常翔啓光学園(大阪)、18年度の大阪桐蔭(大阪)を除けば、東福岡(福岡)、東海大仰星(大阪)、桐蔭学園(神奈川)の3校のいずれかが大会で優勝している。したがって、W杯戦士で「花園で日本一」の栄冠に輝いたことある選手は自然とこの3校の出身者が多くなっている。

山中、長田ら東海大仰星、東福岡での優勝経験者が4人

東海大仰星出身の山中(左写真の左端)と長田はともにチームの大黒柱として活躍し、大会を制している 【写真/斉藤健仁】

 まずは、優勝6回の東海大仰星(現・東海大大阪仰星)出身の選手から見ていこう。06年度の大会において「ファンタジスタ」と称され、大型司令塔として躍動したのが、現在はFBでプレーする山中亮平だった。身長188cmの恵まれた体格、左足のロングキック、トリッキーなパスを生かして優勝の立役者に。東福岡に19-5で勝利した決勝は、花園の中でも最もレベルの高い試合の一つであり、「10番」を着けた山中は将来の日本代表を嘱望された存在だった。
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著者プロフィール

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーとサッカーを中心に執筆。エディー・ジャパンのテストマッチ全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」、「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー「観戦力」が高まる」(東邦出版)、「田中史朗と堀江翔太が日本代表に欠かせない本当の理由」(ガイドワークス)、「ラグビーは頭脳が9割」(東邦出版)、「エディー・ジョーンズ4年間の軌跡―」(ベースボール・マガジン社)、「高校ラグビーは頭脳が9割」(東邦出版)、「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「はじめてでもよく分かるラグビー観戦入門」(海竜社)など著書多数。

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