ラグビー日本代表、4年後のメンバーは? 2027年W杯の有力候補を紹介
ラグビー日本代表は新指揮官の下で4年後のワールドカップに向けてスタートを切る 【写真:ロイター/アフロ】
ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC)は大会後の退任が決まっており、日本代表は新しい指揮官の下でスタートを切る。選手選考の基準が変わる中で、4年後のオーストラリア大会にはどのようなメンバーが選ばれるのか? ポジションごとに有力候補を紹介する。
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左PR(背番号1)
稲垣啓太(33歳/埼玉WK)
クレイグ・ミラー(32歳/埼玉WK)
シオネ・ハラシリ(24歳/横浜E)
<27年大会に向けた主な候補選手>
岡部崇人(28歳/横浜E)
三浦昌悟(28歳/トヨタV)
谷口祐一郎(25歳/BR東京)
小林賢太(24歳/東京SG)
木村星南(24歳/BL東京)
紙森陽太(24歳/S東京ベイ)
木原優作(22歳/埼玉WK)
シアレ・オトゥホウマ(21歳/東海大)
日本代表の主力として3大会連続でW杯出場を果たした稲垣は、次回大会で37歳となる。年齢的には厳しくなるが、チーム屈指の頭脳派なので4大会連続出場となれば心強い存在だ。
ハラシリはPRに転向して日が浅いので、これからの4年間で経験を積みたい。
小林は最終選考でW杯代表を逃したが、バーバリアンズ(世界各国から選手を招待して試合を行うチーム)に加入して欧州で貴重な経験を積んだ。
スクラムの評価が高い紙森、機動力のある岡部、谷口らもチャンスを狙う。
HO(背番号2)
帝京大の主将としてチームを引っ張っている江良颯 【写真:松尾/アフロスポーツ】
堀江翔太(37歳/埼玉WK)
坂手淳史(30歳/埼玉WK)
堀越康介(28歳/東京SG)
<27年大会に向けた主な候補選手>
庭井祐輔(31歳/横浜E)
中村駿太(29歳/横浜E)
武井日向(26歳/BR東京)
宮里侑樹(26歳/相模原DB)
原田衛(24歳/BL東京)
タニエラ・ヴェア(23歳/東洋大)
江良颯(22歳/帝京大)
佐藤健次(20歳/早稲田大)
4大会連続出場で日本代表を支えてきた堀江は次回大会で41歳。堀江なら5大会連続出場も不可能ではないかも……と思わされるがどうなるか。
坂手はW杯前まで主将としてチームを引っ張った。経験とリーダーシップを4年後も生かしたい。
ベテランの庭井はこれまでケガに苦しんできたが、タイミングさえ合えばチームを助ける存在になるだろう。武井は運動量とジャッカル、原田はスピードのあるランが魅力。
江良は身長170cmと小柄だが、多彩なプレーと度胸が光る。早大入学後にHOに転向した佐藤は、未来の日本代表の主力となることが期待されている。
右PR(背番号3)
バルアサエリ愛(34歳/埼玉WK)
垣永真之介(31歳/東京SG)
具智元(29歳/神戸S)
<27年大会に向けた主な候補選手>
竹内柊平(25歳/浦安DR)
オペティ・ヘル(25歳/S東京ベイ)
小鍜治悠太(25歳/BL東京)
津嘉山廉人(25歳/横浜E)
藤井大喜(25歳/埼玉WK)
細木康太郎(23歳/東京SG)
為房慶次朗(22歳/明治大)
ヴェア・タモエフォラウ(21歳/京産大)
リサラ・フィナウ(21歳/大東大)
「ぐーくん」の愛称で人気の具智元は次回大会では33歳に。できるだけケガを減らして4年間を過ごしたい。
190cm、129kgのヘルが日本代表資格(60カ月の継続居住)を取得し、本人も代表入りを希望すれば大きな戦力になりそう。ともに高校時代に来日し、大学でPRに転向したタモエフォラウとフィナウもパワーを生かしたい。
W杯代表を争った竹内、帝京大時代の活躍が印象的な細木、スクラムに加えてフィールドプレーが向上している小鍛冶らもリーグワンでアピールしたいところ。
LO(背番号4、5)
身長206cmのホッキングスが日本代表入りを選んだ場合は大きな戦力になるだろう 【写真:西村尚己/アフロスポーツ】
ジャック・コーネルセン(29歳/埼玉WK)
アマト・ファカタヴァ(28歳/BR東京)
サウマキアマナキ(26歳/神戸S)
ワーナー・ディアンズ(21歳/BL東京)
ヘルウヴェ(33歳/S東京ベイ)※コンディション都合のため離脱
ジェームス・ムーア(30歳/浦安DR)※コンディション都合のため離脱
<27年大会に向けた主な候補選手>
ルアン・ボタ(31歳/S東京ベイ)
ファカタヴァタラウ侍(28歳/BR東京)
サナイラ・ワクァ(28歳/花園L)
ジェイコブ・ピアス(26歳/BL東京)
山極大貴(26歳/GR東葛)
秋山大地(26歳/トヨタV)
ハリー・ホッキングス(25歳/東京SG)
山本嶺二郎(21歳/明治大)
本橋拓馬(21歳/帝京大)
ジュアン・ウーストハイゼン(21歳/東洋大)
21歳で大舞台にデビューしたディアンズは、次回大会では主力としてチームを引っ張る存在になることが求められる。万能選手のコーネルセン、今大会でブレイクしたファカタヴァらは本来の第3列で選出される可能性も。
身長206cmのホッキングスは豪州代表から声がかかるかもしれないが、日本代表資格を取得した際にどちらを選択するか。サイズがありながら東京SGの高速ラグビーに適応できる逸材なので、その選択に注目が集まる。
タラウ侍は双子の兄弟であるアマトとの代表選出なるか。身長198cmの山極、大きくて柔らかさもある本橋ら和製LOの台頭にも期待したい。
大穴は身長212cmのウーストハイゼン。順調なら27年春に代表資格を得る可能性があるが、その時にどのような選手に成長しているだろうか。