日本代表33人と海外スター10人の「能力値チャート診断」

ラグビーW杯の知っておきたい海外スター10選 世界最高のSHからオールブラックスの10番まで

多羅正崇
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2021年の世界最優秀選手、デュポンももちろん注目すべきスターの1人。自国開催で悲願のW杯初優勝をめざすフランス代表の命運を握るスクラムハーフだ 【写真:REX/アフロ】

 フランスで開催されるラグビーワールドカップの開幕が、いよいよ日本時間の明日9月9日の早朝に迫った(フランス対ニュージーランドの開幕戦は4時15分キックオフ)。もちろん日本代表の活躍は気になるが、この4年に一度の機会に注目してほしいのが、桁違いのプレーでファンを魅了する列強国のスーパースターたちだ。ここではイングランドやアルゼンチンなど、日本がプール戦で戦う相手を中心に、10人の「知っておきたい海外スター」を厳選。それぞれの能力値を示したレーダーチャートとともに紹介する。
※キャップ数は9月7日時点。

オーウェン・ファレル(イングランド代表SO/CTB)

【写真:REX/アフロ、(c)YOJI-GEN】

■1991年9月24日生まれ■186㎝・99㎏
■107キャップ■サラセンズ(ENG)所属


 強靱さと技術を兼備するスタンドオフ。4年に一度結成される欧州ドリームチーム「ブリティッシュ・アンド・アイリッシュライオンズ」に3度選出された世界的スターだ。

 10番は守備の急所として狙われがちだが、彼を穴と考える相手はいないだろう。タックルの激しい13人制ラグビー出身であり、センターも任せられる守備力は世界屈指だ。

 しかし、8月12日に行なわれたW杯前のウォームアップゲーム、対ウェールズ戦で、そのタックルで危険なプレーがあり、8月中旬から4試合の出場停止処分。プールステージ第2戦の日本戦にも出場できない。スター主将の不在は、ラグビーの母国にどんな影響を及ぼすだろうか。

マロ・イトジェ(イングランド代表LO)

【写真:REX/アフロ、(c)YOJI-GEN】

■1994年10月28日生まれ■195㎝・118㎏
■70キャップ■サラセンズ(ENG)所属


 驚異的なスタミナと敢闘精神で戦術遂行に邁進するロック。現在オーストラリア代表を率いる前指揮官、エディー・ジョーンズHCが2016年に抜擢した。

 砲丸投げのU-17イングランド代表に選ばれたほどのパワーの持ち主は、チームの武器であるスクラム、ラインアウトでの貢献度が高い。リーダーシップにも優れ、U-20イングランド代表ではキャプテンも務めた。
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著者プロフィール

ラグビーを中心に精力的に執筆活動を続けるスポーツライター。法政二高−法政大学でラグビー部に所属。ポジションはスタンドオフで、大学1年時にU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。

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