日本代表33人と海外スター10人の「能力値チャート診断」

ラグビー日本代表33人のレーダーチャート【BK編】 急成長中のCTB長田はBK陣で唯一の社員選手

斉藤健仁
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昨シーズンのリーグワンで新人賞に輝いた長田が、瞬く間にジェイミー・ジャパンの中心選手に。得意のランを武器に、W杯の大舞台でも臆せずプレーしてほしい 【写真:松尾/アフロスポーツ】

 現地時間9月8日にフランスで幕を開けるラグビーワールドカップ。ここでは今大会にエントリーされた日本代表メンバー33名のプロフィールを、あらためて紹介する。レーダーチャートで各選手の能力値を示すとともに、ピッチ外の知られざる素顔も伝える企画の第3回に登場するのは、BK(バックス)陣の総勢14名だ。
※キャップ数は8月27日時点。

■ポジション解説■

 SH=スクラムハーフ。スクラムにボールを投入し、FWが獲得したボールをBKに回すパス職人。高度な戦術眼、キックスキルも求められる。背番号は「9」。170センチ~180センチ程度の小柄な選手が務めるケースが多い。

【SH】齋藤直人

【写真:森田直樹/アフロスポーツ、(c)YOJI-GEN】

■1997年8月26日生まれ■165㎝・73㎏
■神奈川県出身■桐蔭学園高→早稲田大
■東京サントリーサンゴリアス所属
■15キャップ


 桐蔭学園高時代は1年と3年の時に花園で準優勝を経験し、早稲田大では4年時に主将として11年ぶりの日本一を成し遂げた。大学時代から日本代表候補入りし、スーパーラグビーのサンウルブズでプレーして研鑽を積んだ。

 サンゴリアスに入部後、2021年6月に代表初キャップを得ると、以降代表に定着。テンポのいい球さばき、フィットネス、タックルが強みのSHだ。現在は英語の勉強中。実家にいる愛犬ランちゃんと触れあうことが、リラックス法になっている。

【SH】流 大

【写真:森田直樹/アフロスポーツ、(c)YOJI-GEN】

■1992年9月4日生まれ■166㎝・75㎏
■福岡県出身■荒尾高→帝京大
■東京サントリーサンゴリアス所属
■34キャップ


 前回大会は全5試合で「9番」を背負った経験豊富なSHで、2度目のW杯となる今大会では副将に就任した。小学3年から競技を始め、熊本県の荒尾高を経て帝京大へ。判断力、キックに長けており、大学4年時は主将として日本一を経験した。
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著者プロフィール

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーとサッカーを中心に執筆。エディー・ジャパンのテストマッチ全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」、「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー「観戦力」が高まる」(東邦出版)、「田中史朗と堀江翔太が日本代表に欠かせない本当の理由」(ガイドワークス)、「ラグビーは頭脳が9割」(東邦出版)、「エディー・ジョーンズ4年間の軌跡―」(ベースボール・マガジン社)、「高校ラグビーは頭脳が9割」(東邦出版)、「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「はじめてでもよく分かるラグビー観戦入門」(海竜社)など著書多数。

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