連載:高校野球2023夏の地方大会「エリア別大展望」

高校野球「実力校ランキング・23年夏」埼玉編 甲子園初出場を目指す昌平を常連校の浦和学院が追う

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2季連続で県大会を制した昌平は、春夏通じて初の甲子園が現実味を帯びる。人材豊富な投手陣とU-18代表候補の捕手・齋藤を中心とする守りは全国レベルと言っていい 【西尾典文】

 浦和学院、花咲徳栄といった甲子園常連校に加え、近年は昌平、山村学園などの新興勢力の台頭がめざましい埼玉。7月8日に始まる今夏の県大会で頂点まで駆け上がるのは、いったいどこか。識者に有力10校を挙げてもらい、チーム力を基準に順位付けもお願いした。

「私学4強」の勢力図を昌平が塗り替えるか

 昨秋、今春と県大会を制した昌平が優勝候補の筆頭だ。新チーム発足以降、県内では公式戦無敗。春は関東大会でも8強に入った。春夏通じて初の甲子園へ、いよいよ機は熟した。

 一言で表現するなら「堅実」。攻守にバランス良く、常に安定した戦いができる。

 エース渡邊俊輔(3年)だけでなく、同じ3年生の佐藤勇心、2年生の佐藤立羽、石井晴翔ら、誰が投げても試合を作れる投手層の厚さに加え、高校日本代表候補にも選ばれた捕手で主将の齋藤陽貴(3年)、遊撃手の金子晄也(3年)らも含めたディフェンス力は全国でも勝負できる。
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