2023プロ野球・スポーツナビ週間MVP

データで交流戦MVPを選出 WBC組が各部門独占、本家MVP・岡本和真は?

データスタジアム株式会社

巨人・岡本和真は本塁打、打点で交流戦トップの数字を残した 【写真は共同】

 スポーツナビでは2023シーズンのプロ野球で、週間MVPを選出する。野手では「wRAA(weighted Runs Above Average)」、投手は「RSAA(Runs Saved Above Average)」(いずれもその選手が平均的な選手と比較してどれだけチームの得点貢献を増減させたかを表す指標)を基に、「セ・リーグ野手」「パ・リーグ野手」「セ・リーグ投手」「パ・リーグ投手」の4部門で選手をランキング化する。

 今回は特別編として交流戦期間中のMVPを選出。トップに輝いた選手を、ぜひチェックしてほしい。

断トツの評価で巨人の主砲が1位に

 セ・リーグの野手では、本家MVPにも選ばれた岡本和真(巨人)が2位以下に大差をつけてトップ。本塁打と打点の2冠に輝くなど、自慢の打棒を遺憾なく発揮した。次いで4番として打線をけん引した牧秀悟(DeNA)、3位には勝負強い打撃を見せた宮﨑敏郎(DeNA)がランクインし、交流戦初優勝を飾ったチームから2人が名を連ねた。

【データ提供:データスタジアム】

1位 岡本 和真(巨人)
 オリックス戦を除く5カードでホームランを放ち、12球団トップの8本塁打、19打点をマーク。打率は同2位の.383を記録するなど、交流戦を通して好調をキープした。また、11勝のうち6試合で勝利打点を挙げるなど、印象的な活躍が光った。

2位 牧 秀悟(DeNA)
 全18試合のうち14試合でヒットを記録し、打率.380のハイアベレージをマーク。6月11日のオリックス戦では宮城大弥からホームラン、18日のロッテ戦では佐々木朗希から決勝打を含む3安打を放つなど、侍ジャパンの同僚からも快音を響かせた。

3位 宮﨑 敏郎(DeNA)
 得点圏打率.438と勝負強いバッティングが光り、岡本に次ぐ交流戦2位タイの15打点を記録。6月18日のロッテ戦では佐々木朗から一発を放ち、難敵攻略に貢献した。球界屈指のヒットメーカーは交流戦でも勢いは止まらず、依然としてリーグ打率ランキングトップを快走している。

交流戦を通して好調を維持したヒットメーカー

 パ・リーグの野手は、交流戦の首位打者に輝いた近藤健介(ソフトバンク)がトップ。2位には中軸として打線をけん引し続けた頓宮裕真(オリックス)、3位には得点圏打率.700をマークしたマルティネス(日本ハム)がランクインした。

【データ提供:データスタジアム】

1位 近藤 健介(ソフトバンク)
 交流戦は全18試合中17試合でヒットを記録し、いずれも12球団トップの打率.413、出塁率.519をマーク。持ち味の巧打を存分に見せつけたほか、6月8日のDeNA戦から3試合連続で本塁打を放つなど、計5本塁打と要所での一発でも存在感を示した。

2位 頓宮 裕真(オリックス)
 交流戦では打率.359のハイアベレージを記録し、チームトップとなる6本のアーチを描いた。特に後半の活躍は目覚ましく、6月11日のDeNA戦で2本のソロを放つと、4番に座った15日以降の4試合では計3本塁打5打点を挙げる活躍でチームの4連勝に貢献した。

3位 マルティネス(日本ハム)
 6月17日の中日戦では慣れ親しんだバンテリンドームで逆転3ランを放つと、19日のDeNA戦では満塁の好機で同点の2点適時打をマーク。交流戦の得点圏では10打数7安打と勝負強さを発揮し、チームトップの14打点を挙げる活躍で打線をけん引した。

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著者プロフィール

日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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