千葉Jの三冠か、琉球の初優勝か…今シーズンのBリーグ王者に輝くのは?試合の注目ポイントを解説!【B MY HERO!】
リーグ全体順位の1位と2位のクラブがFINALの舞台で相対する 【(C)B.LEAGUE】
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セミファイナル注目ポイント、実際はどうだった?
セミファイナル開催前に番組で紹介した各カードの注目ポイント 【(C)B.LEAGUE】
A東京はクォーターファイナルの島根スサノオマジック戦で奏功したゾーンディフェンスをセミファイナルでも採用しましたが、それを千葉Jは今シーズンの武器である3ポイントで見事に攻略して見せましたね。Game1では5本を沈めた原修太選手を筆頭にチームとして18本、Game2では4本を沈めたヴィック・ロー選手を筆頭にチームとして15本の3ポイントを決めています。
A東京としては、ジャスティン・コブス選手、ライアン・ロシター選手、田中大貴選手を欠いたなかでの試合となったことが、攻撃面でも苦しかったと思います。小酒部泰暉選手や吉井裕鷹選手、平岩玄選手といった若手が貴重な経験を積めたことをプラスに捉え、来シーズンも頑張ってほしいところです。
琉球ゴールデンキングス対横浜ビー・コルセアーズのポイントは「走るんかい!? 走らんのかい!?」でした。これは横浜BCが築き上げてきたスタイルを披露できるかどうか、という視点でしたが、結果としては「走れなかった」ということになると思います。
その要因としては、このスタイルの体現者である河村勇輝選手のコンディション不良ももちろんあるのですが、琉球がフィジカルを生かしたディフェンスで横浜BCのスタミナを削りに削ったことも大きなポイントでした。結果として、横浜BCは試合終盤の主導権を琉球に譲り渡すほかなかったような印象です。
横浜BCとしては初のCSでベスト4入りを果たした経験を、今後どのように生かしていくのか。まだまだ若いチームだと思いますので、来シーズン以降の飛躍が楽しみです。