連載:センバツ2023の主役を探せ!

センバツを沸かせる注目野手7選 超高校級スラッガー、広陵・真鍋慧に匹敵するタレントは誰だ?

西尾典文
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 ドラフトの目玉の1人と言われる広陵のスラッガー、真鍋慧だけではない。今春のセンバツには、他にも注目すべき野手が目白押しだ。投手編に続き、ここではアマチュア球界に精通するライターの西尾典文氏に、必見の野手7人をピックアップしてもらった。

真鍋慧(広陵3年/一塁手)

20年ぶりの優勝を目指すチームをけん引するのが、“広陵のバリー・ボンズ”の異名をとる真鍋だ。昨秋の明治神宮大会でも2本塁打と長打力を見せつけた(写真は21年のもの) 【写真は共同】

 今大会ナンバーワンのスラッガーだ。

 名門・広陵で1年夏から中軸を任されると、1年秋の明治神宮大会、2年春のセンバツではいずれも5割を超える打率をマーク。2年秋に新チームとなってからは厳しいマークに苦しんだ試合もあったが、2年連続で出場した明治神宮大会では3試合で2本のホームランを放ち、改めてその長打力を見せつけた。

 タイミングをとる動きに無駄がなく、軽く振っているようでも飛距離が出るのが大きな特長。190センチ近い大型打者だが、リストワークが巧みで内角も上手くさばくことができる。センバツでも対戦相手の厳しいマークが予想されるが、甲子園に特大のアーチをかけてくれることを期待したい。
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著者プロフィール

1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から専門誌に寄稿を開始。修了後も主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、AERA dot.、デイリー新潮、FRIDAYデジタル、スポーツナビ、BASEBALL KING、THE DIGEST、REAL SPORTSなどに記事を寄稿中。2017年からはスカイAのドラフト中継でも解説を務めている。ドラフト情報を発信する「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも毎日記事を配信中。

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