ファン&解説者が予想!ど~なる? 2023年のプロ野球

ファンが2023年セ・リーグの順位を予想 ヤクルト三連覇に待ったをかけるのはこのチーム!

赤星元信

大方のファンは手堅くヤクルトの三連覇を予想。昨季の下位3チームの巻き返しはあるのか? 【写真は共同】

 今年もまた「順位予想」の季節がやってきた。「順位予想」イコール「球春到来!」を実感する。ベテラン選手の引退、ドラフトでの新人選手の入団、トレード・FAでの加入……。どの選手がどんな活躍をするのか。複数の要素が絡み合って、順位予想は難しい。スポーツナビでは、1月24日から27日にかけて「ファンが予想する今季の優勝チームに関するアンケート」を行った。果たしてファンが予想したセ・リーグ優勝チームとは?

ファンが予想するセ・リーグ優勝チームは?

1位予想:ヤクルト→阪神→DeNA →巨人→広島→中日
2位予想:ヤクルト→DeNA→阪神→巨人→広島→中日
3位予想:阪神→DeNA→ヤクルト→巨人→広島→中日
4位予想:巨人→広島→阪神→DeNA→中日→ヤクルト
5位予想:広島→巨人→中日→DeNA→阪神→ヤクルト
6位予想:中日→広島→巨人→DeNA→阪神→ヤクルト


 21年のヤクルトは阪神より勝ち星が少なく(引き分けが多く)ての優勝だったが、22年は圧倒的な強さでリーグ2連覇を果たした。ユーザーの23年の1位予想は、阪神とDeNAが逆になっただけで、それ以外は22年のペナントレース順位と同じだ。

 セ・リーグではV9巨人以降、やはり巨人が07年から、12年からと3連覇を2度記録。広島も16年から3連覇。ヤクルト・高津臣吾監督は、名将・野村克也監督が達成できなかった3連覇をめざす。

ドラフト1位ルーキー・吉村貢司郎が加入し、投手陣の競争はさらにハイレベルになった 【写真は共同】

【ヤクルト】

1位予想:37.05%
2位予想:36.55%
3位予想:18.67%
4位予想:6.04%
5位予想:1.22%
6位予想:0.46%


 22年は三冠王の村上宗隆をはじめ、オスナ、塩見泰隆といった打撃陣は健在だった。そこに万全のリリーフ陣が相手の反撃の芽を摘んだ。21年9勝を挙げエース級の活躍をした奥川恭伸が未勝利でも、2位のDeNAに8ゲーム差をつけた圧倒的優勝だった。

 焦点は3連覇だが、万が一、村上に故障があったとき、他選手でカバーできるかというところもチーム首脳陣は考えているだろう。

 また守護神マクガフ(38セーブ)がダイヤモンドバックスに移籍、誰がストッパーを務めるのか。新守護神争いにも注目が集まる。

 ドラフト1位の吉村貢司郎投手(トヨタ自動車)の台頭も楽しみだ。

【阪神】

1位予想:25.26%
2位予想:19.75%
3位予想:24.59%
4位予想:20.23%
5位予想:7.73%
6位予想:2.44%


 22年のスタートは、開幕9連敗を含む1勝15敗1分。それでいて最終的に3位なのだから地力はあると言える。

 青柳晃洋の投手三冠、湯浅京己43ホールド。またもやチーム失策数リーグ最多でも、チーム防御率リーグ1位と、投手陣が踏ん張った。

 チーム盗塁数110個はリーグ1位。中野拓夢23個、島田海吏21個、近本光司30個(盗塁王)だ。佐藤輝明(20本塁打84打点)が三塁固定、大山悠輔(23本塁打87打点)が一塁に固定されれば、精神的に落ち着いて打撃面でのさらなる上積みが期待できる。05年優勝の岡田彰布監督の采配に注目だ。

【DeNA】

1位予想:17.01%
2位予想:27.01%
3位予想:23.77%
4位予想:19.89%
5位予想:9.41%
6位予想:2.91%


 昨季は、19年以来の2位。要因は守護神・山﨑康晃の復活(37セーブ)と、チーム守備率1位だろう(.988)。やはり「野球は投手力を含めた守り」「守護神あるところに覇権あり」なのだ。

 その意味では、「司令塔」の捕手・嶺井博希(93試合)がソフトバンクにFA移籍したのは痛いが、戸柱恭孝(72試合)・伊藤光(40試合)・新人の松尾汐恩(大阪桐蔭高)の3人で本塁を死守する。

 大和、森敬斗、京田陽太(中日)の遊撃手争いは見もの。プロ3年目の牧秀悟は、押しも押されもせぬ中心選手に成長。チームは98年以来、四半世紀ぶりの優勝をめざす。

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