河村勇輝が振り返るウインターカップ 「不安を打ち消すには練習しかありませんでした」

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日本代表としても活躍する河村はウインターカップで強烈な存在感を残した選手の1人だ 【©須田康暉】

 プロとして1年目のシーズンを送る横浜ビー・コルセアーズの河村勇輝。得意のアシストだけでなく、日本代表の活動を通してレベルアップした得点力を武器に、チームを勝利に導いている。そんな河村の存在を日本中に知らしめたのがウインターカップでの活躍であるのは周知の事実。今回、改めてウインターカップでの思い出、そして、その経験が今の自分にどのような財産になっているのかを聞いた。

コートを離れれば普通の高校生「大事な試合の前には必ず緊張していた」

――ウインターカップには高校時代の3年間の全てに出場しました。1年次は準決勝で福岡大学附属大濠高校に敗れて大変悔しい思いをしました。2年次は先輩たちとともに国体との2冠を達成。そして最終学年の3年次にも高校生活最後の大会で優勝と有終の美を飾りました。学年によって大会に臨む気持ちは違いましたか?

河村 もちろんありましたね。やはり1年生の頃はがむしゃらにというか。ある意味、責任感なくというか。先輩からも「がむしゃらにやっていけばいいよ」と言ってもらえる立場で、またそれもやりやすい環境だったと思います。ただ逆にそういったところが勝負どころの弱さやポイントガードとしてチームをコントロールできないところにもつながったのではないかと思います。その悔しい経験を得て2 、3年生になると、チームメートのフォローをしなければいけない立場になれました。ウインターカップは、楽しい思い出もうれしい思い出もあれば、悔しい経験も苦しい思いもあって、すべてが詰まっているなと思いますね。本当に成長できたなと感じます。

河村はウインターカップにはうれしい思い出も苦い経験もあると語る 【©須田康暉】

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