日本時間12月18日24時に決勝のキックオフを迎える「FIFAワールドカップ（W杯）カタール2022」。およそ1カ月にわたって熱戦が繰り広げられてきた4年に1度の祭典も、ついにフィナーレとなる。世界一の称号をつかむのは、36年ぶり3度目の優勝を目指すアルゼンチンか、それとも史上3カ国目の連覇を狙うフランスか――サッカーファン、スポーツファンの皆さん、観戦＆応援の準備はできていますか？

　スポーツくじ「WINNER」ではW杯の全64試合を対象に、1試合ごとの勝敗およびスコアを予想するくじを販売。また、12月8日には「W杯 2022 決勝カード予想」も販売され、アルゼンチンvs.フランスはオッズ5.6倍の払い戻しとなった。まずは的中された皆さま、おめでとうございます。

　それでは、決勝カード的中でさらに倍プッシュを狙う人、決勝こそは当てたいと意気込む人、もちろん今回初めて「WINNER」を買ってみるという人も皆さんそろって、アルゼンチンvs.フランスの勝敗投票率、スコア別のオッズを見ていきましょう！（販売締め切りは18日23時30分）

　まずは、18日午前9時01分時点における勝敗投票率から。なお、「WINNER」では90分間の勝敗を予想するものであり、延長戦、PK戦での決着は対象に入っていないので、予想する際には注意しておこう。

アルゼンチン勝利　40％
引き分け　19％
フランス勝利　41％

　アルゼンチンが勝つか、フランスが勝つか。ご覧の通り、両チームへの勝利支持率は真っ二つに分かれる数字となった。ともにW杯を2度制している強豪国同士の対戦。この互角の割れ方は当然と言えば当然の結果か。

　ただ、11月25日に販売が締め切られた「W杯 2022 優勝予想（開幕期）」のオッズではフランス3.9倍、アルゼンチン6.6倍。続く12月3日に販売された「W杯 2022 優勝予想（ベスト16）」でもフランス3.1倍、アルゼンチン4.2倍と、はっきりとした差でフランスの方が支持を集めていた。ところが今回の1試合予想では互角の投票率となっているのは、ここまでの戦いぶりから判断してアルゼンチンの評価が高まっている結果か、あるいは“メッシ人気”か。

　続いて、18種類の選択肢から選べる勝敗とスコアのオッズを見ていこう。同じく18日午前9時01分時点での人気上位のオッズは以下の通りだ。

アルゼンチン 2-1 フランス　5.0倍
アルゼンチン 1-2 フランス　5.0倍
アルゼンチン 1-0 フランス　7.0倍
アルゼンチン 2-0 フランス　7.5倍
アルゼンチン 0-2 フランス　7.5倍

　ここでもアルゼンチン勝利とフランス勝利のスコアが頭一つ抜けた1番人気を分け合っており、どちらも「2-1」というところが面白い。アルゼンチンはリオネル・メッシ（5得点）とフリアン・アルバレス（4得点）、対するフランスもキリアン・エムバペ（5得点）、オリヴィエ・ジルー（4得点）と、いずれも大会得点王を争う選手を2人も擁しており攻撃力に自信。さらに、両チームともにグループステージ、ノックアウトステージを通じて勝った5試合は全て2得点以上を挙げていることからも「2-1」「1-2」というスコアに人気が集まっているのだろう。

　また、「2-0」でも「0-2」でもなく「2-1」「1-2」というところに、互いに点を取り合う一進一退の熱戦を見たいというファン心理も反映されていそうだ。

　そして、得点力の高いチーム同士の対戦ならば、どちらかが3得点で勝つ「3-1」あるいは「3-2」のスコアまで行っても不思議ではないという見方も多く、オッズを見ると8.3倍～9.7倍。配当として妙味があるかどうかは意見が分かれそうだが、一つ言えることは、このスコアも含めて人気はかなり割れているということ。18通り中、オッズ1ケタ台のスコアは過半数の12通りもあり、それだけファンにとっても予想が難しい試合だと言えそうだ。