アルゼンチンvs.フランス勝敗予想は世論真っ二つ! どちらがVでもスコア「2-1」がオッズ5倍の人気
一方的なゲームにはならない?「引き分け 0-0」も不人気
その他の引き分け 20.6倍
アルゼンチン 3-0 フランス 17.3倍
その他のホーム(アルゼンチン)勝利 15.6倍
アルゼンチン 0-3 フランス 15.3倍
その他のアウェイ(フランス)勝利 14.2倍
前述したとおり各スコアの人気が割れ加減であるため、準決勝2試合や3位決定戦で見られたような30~40倍台の高配当オッズは見られず、一攫千金を狙う大穴党にとっては少し寂しい数字が並んでいる。
「その他の」は18通りの選択肢にないスコア=3得点以上の引き分け、もしくは片方のチームが4得点以上で勝つ試合のことを表しているのでオッズが高くなって当然ではあるのだが、それらと並んで「3-0」「0-3」が下位人気というのも興味深い特徴だろう。つまり、「どちらかが一方的に勝つ試合」は確率が低いとファンは見ている。
また、上記したオッズに続く下位人気6番目のスコアは12.0倍をつけている「引き分け 0-0」。サッカーでは割とよくあるスコアだけに“美味しいオッズ”と言えなくもないが、こちらに関しても、ここまで述べてきた通り得点力のある2チームだけに「スコアレスドローはない」というのがファンの見立てなのだろう。
意外と少ない「2-1」決着、近年はロースコア傾向
一方、90分間でどちらかのチームが3点以上を挙げて勝敗が決した試合は20試合中、なんと半分の10試合もあり、前回の2018年ロシア大会の決勝も「フランス 4-2 クロアチア」という結果だった。
だからと言って、今回も3得点以上のスコアに飛びつけばいいかと言うと、ことはそう単純ではなく、2006年、10年、14年は3大会連続で0-0もしくは1-1と90分間では決着がつかず、近年はロースコアで拮抗した試合が続いていた。
果たして今大会の決勝アルゼンチンvs.フランスは、人気通りの「2-1」決着か、それとも近年の傾向通りロースコアで進むのか、あるいは昨年同様に打ち合いとなるのか――ぜひとも試合の前にこの「WINNER」で予想を楽しんでいただきたい。試合を観戦&応援する楽しみとはまた別の、新たな興奮や面白さを味わえるはずだ。
(文・森永淳洋)
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