連載:球団別プロスペクト&現役ドラフト注目選手

パ・リーグ球団別「期待の若手選手」 来季のタイトルホルダーが生まれる可能性も

データスタジアム株式会社

北海道日本ハムファイターズ

【データ提供:データスタジアム】

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 今季の救援防御率がリーグワーストだった日本ハムは、投手陣の整備が急務といえる。ルーキーの長谷川威展は肘の違和感による離脱もあり10登板にとどまったが、高い奪三振率を記録。他にも育成2年目の松本遼大、高卒ルーキーの畔柳亨丞がリリーフで好成績を残している。彼らが一軍の戦力となれれば、ブルペンの厚みも増してくるだろう。また、2021年ドラフト1位の達孝太はシーズン途中から先発に挑戦。9月には一軍のマウンドにも上がっており、制球力を改善できれば来季は出番を増やせそうだ。

 野手陣では、2年目捕手の古川裕大が二軍で長打力をアピールし、7月下旬から一軍に定着。外野でスタメン起用される試合もあり、持ち前の強肩を披露した。来季もバッティングを武器に正捕手争いをリードしたいところだ。内野手ではルーキーの水野達稀が一軍で開幕スタメンを勝ち取ったものの、定着は果たせず。二軍では98打席で4本塁打をマークしているだけに、来季のレベルアップが期待される。高卒1年目の有薗直輝も60試合で3本塁打、10二塁打を記録するなど長打力を見せ、フレッシュオールスターでは4番に座った。今季一軍で2ケタ本塁打をマークした今川優馬や万波中正に続く活躍で、新球場を盛り上げたい。

総括

 今季のパ・リーグでは、プロ2年目の西武・水上由伸が最優秀中継ぎ、3年目のロッテ・高部瑛斗が盗塁王にそれぞれ輝いた。2人の前年を振り返ってみると、育成ルーキーとして臨んだ水上は前半戦で支配下昇格を果たし、一軍のブルペンに定着。高部は二軍で高打率を残すとともに、イースタン・リーグトップの盗塁数をマークしていた。今季二軍で目立つ数字を残した選手の中から、彼らのような来季のタイトルホルダーは生まれるか。来季も若手たちのプレーから目が離せない。

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