パ･リーグ球団別「期待の若手選手」 来季のタイトルホルダーが生まれる可能性も
福岡ソフトバンクホークス
育成力に定評のあるソフトバンク。特に二軍の野手陣には、リーグ平均を上回る好成績の選手が目立つ。渡邉陸は3割超えの打率を残し、打てる捕手として存在感を示した。一軍でも少ない打席数で3本塁打を放っており、来季の飛躍が期待される。リチャードは本塁打の出にくいウエスタン・リーグで29本塁打をマークし、圧倒的なパワーを見せつけた。確実性を高めることができれば、一軍での本塁打王も十分に狙えるだろう。野村大樹は三振率がリーグ平均の半分以下と少なく、巧打者ぶりを発揮した。正木智也や増田珠らも一軍で結果が出始めており、定位置争いが激化しそうだ。
一方の投手陣では、尾形崇斗が威力のある直球を武器に10セーブを挙げ、来季のブルペン陣の一員として期待される。育成再契約となった中村亮太も高い奪三振率を記録しており、支配下復帰に向けてアピールを続けたいところだ。また育成1年目の三浦瑞樹は4勝をマークし、上々のルーキーイヤーを過ごした。左の先発候補として、早期の支配下登録も考えられるだろう。
一方の投手陣では、尾形崇斗が威力のある直球を武器に10セーブを挙げ、来季のブルペン陣の一員として期待される。育成再契約となった中村亮太も高い奪三振率を記録しており、支配下復帰に向けてアピールを続けたいところだ。また育成1年目の三浦瑞樹は4勝をマークし、上々のルーキーイヤーを過ごした。左の先発候補として、早期の支配下登録も考えられるだろう。
埼玉西武ライオンズ
今季は一軍のチーム打率がリーグワーストと低迷した西武だが、二軍には結果を残している野手が多い。ブランドンはケガの影響で19試合の出場にとどまるも、打率.345をマーク。来季は万全の状態で一軍のポジション争いに加わりたいところだ。7月に支配下契約を勝ち取った長谷川信哉は、打撃での好成績に加え内外野6ポジションの守備をこなした。ユーティリティー性を生かして出場機会を増やせば、一軍定着も見えてくるはず。イースタン・リーグトップの15本塁打をマークした高木渉や、二軍で着実に結果を残している西川愛也も外野の定位置奪取を狙える存在だ。ルーキーながら一軍でも経験を積んだ古賀悠斗は、森友哉の移籍によって空いた正捕手の座を射止められるか。
一方、パ・リーグトップの防御率を誇った投手陣にも楽しみな若手がいる。高卒3年目の井上広輝は今季5登板にとどまったが、計9イニングで9奪三振、被安打3と抑え込んだ。来季は登板数を増やし、一軍のマウンドでも経験を積みたいところだ。このほか、今季支配下契約を勝ち取った赤上優人や、育成2年目の豆田泰志は、先発と救援の両方で結果を残している。
一方、パ・リーグトップの防御率を誇った投手陣にも楽しみな若手がいる。高卒3年目の井上広輝は今季5登板にとどまったが、計9イニングで9奪三振、被安打3と抑え込んだ。来季は登板数を増やし、一軍のマウンドでも経験を積みたいところだ。このほか、今季支配下契約を勝ち取った赤上優人や、育成2年目の豆田泰志は、先発と救援の両方で結果を残している。