結果を求めるゴルファーに◎ ミズノ2022年最新「JPX 923 FORGEDアイアン」

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今回はクラブフィッターの小倉勇人さんに、ミズノ「JPX 923 FORGEDアイアン」を試打していただき、その特徴を解説していただきました。

JPX 923シリーズについて

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今回JPX 923のモデルにはJPX 923 HOT METALが3種類あります。

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さらに通常のJPX 923 には2種類入ってます。1つはJPX 923 FORGEDです。

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もう1つがJPX 923 TOURというモデルで、アスリートのためにできたアイアンです。

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今回のJPX 923 FORGEDは、少しやさしさを追求しながらも操作性・打感も加味した、欲張りな仕様になっています。

JPX 923 FORGEDの特徴

詳しいメカニズムは番手別の設計が非常に凝っています。もちろん番手ごとの重心の設計はあるんですが、長い番手と短い番手で素材も使い分けています。

4番から7番はクロムモリブデン鋼の鍛造製法です。8番から下のキャップウェッジまでが軟鉄鍛造になっています。

素材を使い分けることと番手別設計をすることで、番手ごとの機能を1番手ずつ追求したアイアンになります。非常に細かい作り込みです。

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さらに、ミズノお得意のGF FORGED HD製法を採用しています。一般的なアイアンは、ネックとヘッドを別々に作ってあとで溶接しているものが多いのですが、それをすると鍛造する際に、鍛流線という叩かれて圧縮された金属組織の流れが切れてしまいます。

ミズノは鍛流線(金属組織の流れ)を途切れさせず、フェースからネックまで一体成型するGF FORGED HDというミズノ独自の製法で、クリアな打感を実現しました。

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JPX 923 FORGEDアイアンのロフト設定は7番で30°です。一般のアベレージ向けとしてはスタンダード。少し飛び系のアスリートモデルも最近はロフト角30°や31°のものも増えてきているので、今流行りのロフト設定になっている感じがします。

JPX 923 FORGED:試打した印象

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実際に打ってみて、感触的なものはミズノらしくよくできていると思います。今回長い番手、短い番手それぞれ打ち比べましたが、長い番手は直進性が高く割と狙ったところには出しやすいけど、コントロールするというより真っ直ぐ打ち出すような印象です。

短いアイアンはキッチリとスピンをかけて、ある程度コントロールできるようになっています。打感は柔らかいというよりはちょっとソリットな感触がありつつ、余計な雑味のないクリアな打感という印象です。澄んだ打感を味わえるので気持ちよく感じます。

全体的な流れを意識する人は、少し違和感を感じるかもしれませんが、アイアンの番手それぞれの役割を考えると、こういう作りになっていくのかなという気がします。

JPX 923 FORGED:おすすめユーザー

やはり結果を求める人。自分の技術的なことはもちろんですけど、やさしさや自分が良い動きをしたときとか、どちらでも良い結果に繋がりやすいものを探してる人には、バランス的にはJPX 923 FORGEDはハマると思います。

JPX 923 FORGEDとJPX 923 TOURどちらを選べばいいか?

フォージドアイアン好きでもいわゆるグリグリ派(ヘッドを操作しやすいクラブを選ぶ人)にとっては多分少し物足りないと思います。

JPX 923 TOURの方がグリグリしやすいアイアンです。ちょっと飛距離・ちょっとやさしさ・ちょっと操作ができて結果を重視する人は、JPX 923 FORGEDがいいと思います。

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JPX 923シリーズをチェック!

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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