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結果重視の最新モデル！ミズノ「JPX 923 HOT METAL」シリーズ

スポナビGolf 2022年9月30日 8:00

【スポナビGolf】

今回はクラブフィッターの小倉勇人さんに、2022年9月に発売されたミズノ「JPX 923 HOT METAL」シリーズを3モデルまとめて試打していただき、その特徴を解説していただきました。

JPX 923 ホットメタルアイアン

JPX 923 HOT METALシリーズ

【スポナビGolf】

JPXシリーズはミズノが展開するワールドワイドのブランドです。

今回のJPX923というモデルは5機種あります。その中でHOT METALが3種類出てきました。

【スポナビGolf】

スタンダードのJPX 923 HOT METAL・JPX 923 HOT METAL PRO・JPX 923 HOT METAL HLの3モデルです。

JPX 923 HOT METALシリーズ：共通の特徴

【スポナビGolf】

それぞれ共通のテクノロジーがあり、一番の特徴はフェース面の素材です。前作のJPX921 HOT METALシリーズはクロムモリブデン鋼素材を使用していましたが、今回はニッケルクロムモリブデン鋼に変わりました。

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構造も凝っていて、シームレスカップフェースというものを採用しています。溶接部を持たず、高初速エリア拡大と深低重心化を両立した構造になっています。

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さらに、Vシャーシという構造が採用されています。上下の部分の剛性を考えつつ、心地良い打感とミスへの強さを強化しています。

JPX 923 HOT METALシリーズ：3本の特徴

JPX 923 HOT METALシリーズ3種類の主な違いは、ロフトを見ていけば分かりやすいと思います。

【スポナビGolf】

スタンダードであるHOT METALは7番で28.5°で、アベレージモデルとしても少し立った設定になっています。

【スポナビGolf】

飛距離を追求している点では間違いないんですが、フィーリングやボールの上がりやすさをバランスよく作り込んでいるのが、スタンダードなHOT METALになります。

【スポナビGolf】

JPX 923 ホットメタルアイアン

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HOT METAL PROも7番で28.8°と、スタンダードモデルと同じです。ただ、形状・FP値・グースネック具合に違いを作っていて、一回り小ぶりになってます。

【スポナビGolf】

飛距離を追求したモデルはやさしさを前面に押し出しているものが多いので、ヘッドが大きいものが多いのですが、やはり小ぶりでシャープな顔つきでありながら、飛距離も追求したい人に向けたモデルがHOT METAL PROになります。

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JPX 923 ホットメタルプロアイアン

【スポナビGolf】

HOT METAL HLは、ロフトは7番で31°です。ロフトが寝ているので、アスリート向けだと思われがちですが、実際はそうではなくて、ロフトが28.5°だとちょっと距離が出ないかなという人に向けたモデルです。

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HOT METAL HLはロフトが寝ているので、やさしく安定して球を上げて距離も出せる仕様になってます。

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JPX 923 ホットメタル HL アイアン

JPX 923 HOT METALシリーズ：3本試打した印象

【スポナビGolf】

今回、HOT METALシリーズを試打して「まあよく飛ぶな！」という印象を受けました。直進性が非常に高くて、初速が非常に速いというのが強く感じました。飛び系のアイアンにしてはすごく方向性がいいです。

これはミズノの作り込みの良さだと思います。狙ったところにポンと楽に打ち出せるので、非常に安心して打てるアイアンだと思いました。

HOT METALシリーズ：おすすめユーザー

【スポナビGolf】

エンジョイ派におすすめのクラブです。そこまでコントロール性能を追求しているモデルではないです。

ある程度上達志向の強い人は、同じJPX 923シリーズの中にFORGEDやTOURというモデルのほうがよいでしょう。HOT METALシリーズは結果重視のモデルだと考えていいと思います。

ミズノが作るアイアンは、アスリート向けのシャープなものというイメージが強いかもしれませんが、今回のJPX923 HOT METALシリーズは、アスリートの好む要素もありつつ、飛距離も出てミスにも強いモデルです。いい意味でミズノらしくない仕上がりの3モデルになっていると思います。