バドミントン松本&永原、4大会連続のメダル獲得も…王座奪回にむけての課題とは?
4大会連続でメダルを獲得した「ナガマツ」ペア。ただ、今大会は頂点までの距離を感じさせられる大会にもなった 【写真:森田直樹/アフロスポーツ】
2018年、19年に大会を連覇。21年にも銅メダルを獲得しており、4大会連続のメダル獲得。地力の高さを示した。昨夏の東京五輪では、準々決勝でマッチポイントを握りながらも敗戦。その後は永原の右肩痛もあって勝てない大会もあったが、いまだ世界大会のメダル圏内にいることを証明してみせた。
原点回帰で臨んだ、4度目の世界選手権
サービス周りで先手を奪い、苦手の韓国ペアを撃破
最強の中国ペアには完敗、足を止められ強打浴びる
この中国ペアには、先手を取らせてもらえないばかりでなく、磨いてきたコンビネーションアタックも防がれた。低い球の素早いラリーでは、相手が上。そこでコートを大きく使おうと考えたが、相手から振り下ろされる球が増えた。レシーブから攻守交替に持ち込めればよかったが、相手の後衛である賈に強打で2人の間を抜かれるシーンが散見された。永原は「相手の上からのショットが強い球、高い球、クロスと(使い分けが)絶妙。ほかのペアだと攻撃が予測できるけど、どこに来るか分からず、ガチッと力が入って構えてしまった」と振り返り、自分たちが学ぶべきポイントだと話した。