Bリーグ初の決勝東西対決を演じるのはどのクラブ? セミファイナルの注目ポイントを解説!/B MY HERO!

セミファイナルでは同地区に所属する強豪同士の対戦が実現 【(C)B.LEAGUE】

 5月13日に開幕した「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2021-22」。21日からは、いよいよ王座への挑戦権をかけた「B.LEAGUE SEMIFINALS 2021-22」が開始する。激闘を制し、Bリーグ初の決勝東西対決を演じるのはどのクラブになるのか。5月17日配信のBリーグ応援番組「B MY HERO!」にて、バスケットボールキング入江美紀雄編集長が試合のポイントを解説した。

クォーターファイナル注目ポイント、実際はどうだった?

クォーターファイナル開催前に番組で紹介した各カードの注目ポイント 【(C)B MY HERO!】

入江 まずはクォーターファイナルの振り返りから。先週、琉球ゴールデンキングス対秋田ノーザンハピネッツのポイントは「ゴール下を制するものはQFを制す!」と紹介しましたが、実際秋田はリバウンドを非常に頑張って、その部分では互角だったと思います。しかし、ゴール下を固めた分、琉球の3ポイントシュートが火を吹くこととなり、そこで差が出てしまいました。

 島根スサノオマジック対アルバルク東京のポイントは「勝利のカギは"STOP Seiya"!」としましたが、まさにその通りというべきか、安藤誓哉選手が活躍した2試合は島根が、安藤選手を止めた1試合はA東京がそれぞれ制する結果となりましたね。

 川崎ブレイブサンダース対名古屋ダイヤモンドドルフィンズのポイントは「ディフェンスで翻弄(ほんろう)したもの勝ち」。しかし、名古屋Dは選手の負傷離脱の影響も大きく、その前段階でやられてしまった感もあります。第2戦ではさまざまなディフェンスを仕掛けて対抗しましたが、残念ながら敗れ、川崎が2連勝でシリーズを制しました。

 千葉ジェッツ対宇都宮ブレックスのポイントは「“日本のエース”を生かすかつぶすか」ということで、富樫勇樹選手と比江島慎選手に注目していましたが、両選手の活躍ぶりは互角だったと思います。ただ、宇都宮には荒谷裕秀選手やテーブス海選手といった、Xファクターともラッキーボーイとも呼べる選手が現れ、そこが勝敗を分けた印象です。

琉球ゴールデンキング vs 島根スサノオマジック

「琉球はアップテンポバスケお断り!!」

西地区1位の琉球と2位の島根、初のファイナル進出を果たすのはどちらか 【(C)B.LEAGUE】

入江 レギュラーシーズンの対戦成績を見ると3勝1敗で勝ち越している琉球有利とも思われますが、彼らの20連勝をストップさせたのが島根だということは見逃せない点です。また、4月の対戦時は琉球が2連勝していますが、島根は負傷者もいたのでフルメンバーではなかった。それがCSではどのように影響してくるか注目です。

――注目のマッチアップは?

入江 ドウェイン・エバンス選手(琉球)とペリン・ビュフォード選手(島根)のマッチアップです。レギュラーシーズンの対戦では、毎試合ビュフォード選手が20得点以上決めていたので、マッチアップするであろうエバンス選手がいかに止めるか。このマッチアップをセミファイナルで見られるのはぜいたくですね。

――この試合のポイントを一言で表すと?

入江 「琉球はアップテンポバスケお断り!!」です。琉球としては島根と“走り合い”になるような展開は避けたいです。やはり島根の得点を抑えるためには、試合のテンポを落とすことが第一ですから。逆に島根は安藤選手がいかにボールをプッシュして、試合のテンポを上げられるか。非常に楽しみな対戦です。

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日本バスケを盛り上げよう! 2016年に生まれたプロバスケットボールリーグ、「Bリーグ」と時を同じくして立ち上がった、日本バスケの魅力を伝えるバスケットボール専門サイト。男女日本代表、NBA、高校バスケもアツくフォローしています。

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