天皇賞・春は2強で決着となった。2番人気タイトルホルダーは前半、緩みのないペースで逃げると中盤で一息。後半に再び加速すると、2着の1番人気ディープボンドに7馬身差をつけてGI2勝目を挙げた。横山和生騎手はこの初勝利でGI初制覇。同時に天皇賞・春で史上初となる親子3代制覇の偉業を達成した。

　さて、今週はNHKマイルカップ。マイル路線はもちろん、牝馬の有力どころや短距離組、中距離組からの参戦も多く、メンバー間の能力比較が難しいレースだ。2016年には後に天皇賞・春を制覇したレインボーラインが3着に好走しているあたり、このレースの懐の深さが伺えよう。

　マイル路線の代表格は朝日杯2着のセリフォスだ。敗れたとはいえドウデュースとの差はわずか。ダイワメジャー産駒はこの10年で3頭が優勝しており、いかにもマイルカップで走りそうな一頭。アーリントンカップ覇者のダノンスコーピオン、シンザン記念を制したマテンロウオリオンも底を見せていない。ニュージーランドトロフィー馬ジャングロには藤田晋オーナーのGI初制覇がかかる。

　牝馬路線からはアルーリングウェイ。桜花賞は8着に敗れるも差はわずか0.2秒。万両賞でもマテンロウオリオンの僅差2着に好走した実力馬だ。もちろんプルパレイ、キングエルメスといった短距離組も外せない。

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　フェブラリーステークスは◎カフェファラオが見事1着。大阪杯では8番人気の優勝馬ポタジェに敢然と◯を打ち、2着レイパパレと3着アリーヴォにも△を回す鋭さを見せる。桜花賞では◎ウォーターナビレラがハナ差の2着を確保。▲ナムラクレアも3着へ食い込み、好配ワイド1,110円を◎▲で的中！1着のスターズオンアースが無印だったため3連複には届かなかったものの、確かな軸馬と穴馬を見抜く鋭さを見せた。

　混戦ムードで波乱も期待できそうなNHKマイルカップ、『VUMA』の最終結論に注目！