連載:プロ野球・スポーツナビ週間MVP

プロ野球・スポナビ週間MVPに楽天・西川、ロッテ・佐々木朗ら(4/11〜4/17)

データスタジアム株式会社

4月16日のソフトバンク戦では守護神・森から逆転本塁打を放つなど、ここぞという場面での活躍も光った 【写真は共同】

 スポーツナビでは2022シーズンのプロ野球で、週間MVPを選出する。データスタジアム社提供の「WPA(Win Probability Added)」という指標(=その選手がどれだけチームの勝利確率を増減させたかを表す指標)を基に、「セ・リーグ野手」「パ・リーグ野手」「セ・リーグ投手」「パ・リーグ投手」の4部門で選手をランキング化。トップに輝いた選手を、ぜひチェックしてほしい。
 セ・リーグの野手では勝負所で得点に絡む活躍を見せた太田賢吾(ヤクルト)が、パ・リーグでは値千金の逆転2ランを放った西川遥輝(楽天)がトップに立った。

 セ・リーグ投手では西勇輝(阪神)が7回無失点のピッチングを披露。一方のパ・リーグは佐々木朗希があと少しで2試合連続完全試合という圧倒的な投球で1位に輝いた。

先週トップの吉川を抑えて太田が1位に

【データ提供:データスタジアム】

1位 太田 賢吾(ヤクルト)
 対象期間中は3試合にスタメン出場。4月12日の広島戦で8回に勝ち越しとなる押し出し四球を選ぶと、17日のDeNA戦では6回以降に2安打1犠打を記録し、4点差をひっくり返す逆転劇を演出した。内野手登録ながら外野で起用されているユーティリティーの活躍がチームを支えている。

2位 吉川 尚輝(巨人)
 先週トップに輝いたリードオフマンが2週連続のランクイン。5試合で計17打数9安打と好調なバットで快音を連発。4月15日の阪神戦では猛打賞を記録するなど、全打席で出塁する活躍を見せた。17日のヒットで連続試合安打を14に伸ばしており、記録がどこまで続くかにも注目だ。

3位 ソト(DeNA)
 4月12日に今季初出場を果たすと、ここまで21打数10安打2本塁打と自慢の打力を存分に発揮。16日のヤクルト戦では初回に先制2ランを放ち、チームの本拠地初勝利を呼び込んだ。かつて2年連続で本塁打王に輝いた助っ人が、上位浮上のカギを握りそうだ。

西川が2週連続で1位に輝く

【データ提供:データスタジアム】

1位 西川 遥輝(楽天)
 先週に続き、楽天の新リードオフマンがランキングトップに立った。4月16日のソフトバンク戦では、1点ビハインドの9回にクローザーの森から値千金の逆転2ラン。翌17日には先頭打者本塁打を含む4安打4打点の大暴れを見せ、チームの大勝に貢献した。

2位 中村 晃(ソフトバンク)
 4月14日のロッテ戦で初回に先制打をマーク。16日の楽天戦では逆転された直後の5回に同点タイムリー、翌17日には1点を追う3回に逆転の2点適時二塁打と、3試合連続で打点を挙げる活躍を披露した。今後も中軸として得点に絡む働きを期待したいところだ。

3位 オグレディ(西武)
 西武の新助っ人が自慢の打棒を見せつけて3位にランクイン。4月13日の日本ハム戦では、2打席連続適時打をマーク。15日のオリックス戦でも2安打2打点を記録すると、17日には先制アーチを描くなど、計18打数7安打5打点の活躍で中軸の役割を見事に果たした。

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著者プロフィール

日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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