連載:プロ野球・スポーツナビ週間MVP

プロ野球・スポナビ週間MVPに楽天・西川、ロッテ・佐々木朗ら(4/11〜4/17)

データスタジアム株式会社

意地を見せた阪神の2投手がランクイン

【データ提供:データスタジアム】

1位 西 勇輝(阪神)
 4月12日の中日戦で相手エース・大野雄との投手戦を展開。再三ピンチを迎えるも粘り強いピッチングで得点を与えず、1点のリードを守って救援陣にバトンタッチ。完封でチームに今季初勝利をもたらした5日のDeNA戦に続き、ナインを鼓舞する力投を見せた。

2位 勝野 昌慶(中日)
 4月13日の阪神戦に先発。初回に2死三塁のピンチで4番・佐藤輝を三振に抑えると、その後は安定したピッチングで相手打線を7回まで無失点に封じた。試合は両軍無得点で迎えた延長10回に大島のサヨナラ打が飛び出し、4年目右腕の好投が報われる形となった。

3位 青柳 晃洋(阪神)
 4月15日の巨人戦に先発。試合前の時点でチームが勝率.063と苦しむ中、3つの併殺打を奪うなど持ち味を見せて8回1失点。昨季の最多勝右腕が、待望の今季初登板で1勝目をマークした。上位進出に向け、ここからチームをけん引する投球を続けていきたいところだ。

2戦連続で快投を見せた佐々木朗が堂々の1位

【データ提供:データスタジアム】

1位 佐々木 朗希(ロッテ)
 4月17日の日本ハム戦では序盤から三振を量産し、8回無失点14奪三振の快投。勝敗こそつかなかったものの、1人の走者も許さない投球で日本ハム打線を圧倒した。前回登板の完全試合を想起させるピッチングを披露した令和の怪物が、パ・リーグ投手のランキング1位に輝いた。

2位 ロメロ(ロッテ)
 防御率0.45と安定感抜群の投球を続ける助っ人左腕が2位に入った。4月12日のソフトバンク戦に先発し、勝ち負けこそつかなかったものの7回3安打無失点の好投を披露。丁寧なピッチングで2度の併殺打を含めた凡打の山を築き、相手打線に三塁すら踏ませなかった。

2位 上沢 直之(日本ハム)
 4月17日のロッテ戦に先発。前述した佐々木朗との投げ合いとなったこの一戦では、再三走者を出しながらも要所を締め、7回無失点8奪三振と好投。偉業を成し遂げた若武者を相手にエースの意地を見せるピッチングを披露し、緊迫した投手戦を演出した。

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