連載:プロ野球ファンが考える「○○ファン」ってこんな人!

地方球団ゆえに強まる郷土愛 12球団ファンに聞くイメージ調査<楽天・ソフトバンク・日本ハム編>

カネシゲタカシ

北海道日本ハムファイターズ:おおらかでちょっとミーハーな道民気質?

北海道への移転で地元に根付いた日本ハムファンからは、おおらかな道民性が伝わってくる 【カネシゲタカシ】

 日本ハムは「郷土愛が強い」がトップに。「『読売一択』だった場所が今や『日本ハム一択』となり完全に根付いた」、「北海道に縁があると他球団の選手も応援する」、「道民のファイターズ愛は孫を愛でるのと似ている」など、地元愛とおおらかな道民性が伝わる。ただ「移転した頃の熱狂は影を潜めつつある。北海道人の飽きっぽさを感じる」など“ミーハー”といわれる道民性をあげる声も。本アンケートでも「熱狂的」の項目は9位で得票率は12球団最低。BIG BOSSは再び北の大地を熱くできるか。

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 そして「女性が多い」が3位に入った。「かわいい応援ボードやうちわが多い」、「アイドルのコンサートのよう」、「女性が高そうなカメラでバシバシ撮ってる。カメラには選手のサインが必ずある」など、とにかく女性イメージが強力だ。こうなると上位の「マイペース」、「おとなしい」、「優しい」も、道民性に加えて女性がけん引するイメージともいえる。「スリーボールにした投手を拍手で応援するなど優しさしかない」、「普通なら怒号が飛び交う場面でもなんかのほほんとしている」など独特の良さがある。ただし「ファンの女の子が『鎌ヶ谷で会えるから推しにはずっと二軍にいてほしい』と言っていた」はマイペースの極みだろう。

 なお「○○そうなファンNo.1」でも「女性ファンの居心地が良さそう」2位(14.33%)と女性イメージが色濃かった。老若男女が仲良く応援しているイメージ、それが日本ハムだ。


次回は1月31日(月)に「○○そうなファンNo.1&総括編」を掲載予定。

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著者プロフィール

1975年生まれの漫画家・コラムニスト。大阪府出身。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にてデビュー。現在は『週刊アサヒ芸能』(徳間書店)等に連載を持つほか、テレビ・ラジオ・トークイベントに出演するなど活動範囲を拡大中。元よしもと芸人。著書・共著は『みんなの あるあるプロ野球』(講談社)、『野球大喜利 ザ・グレート』(徳間書店)、『ベイスたん』(KADOKAWA)など。

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