「実力校ランキング・21年夏」大阪編 夏の日本一を誓う大阪桐蔭を追撃するのは
今春のセンバツは1回戦負けで、「夏こそ日本一」との思いが例年以上に強い大阪桐蔭。ともに150キロ超の松浦、関戸を擁すなど、分厚い選手層を誇る 【写真は共同】
(ランキング表はコラムの最後に掲載します)
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春に経験を積んだ大阪桐蔭の2年生投手コンビ
08年、14年のように、センバツに出場せずに夏の甲子園で優勝したケースもあるが、12年、18年はセンバツを制し、そのまま夏も全国の頂点に立って春夏連覇を達成している。甲子園に出るたびに、これほど優勝を期待される学校は他にないが、今年のチームも期待値は決して低くはなかった。
ただ、今春の府大会でベンチを外れた最速150キロの大型左腕・松浦慶斗(3年)は、近畿大会でもベンチ入りこそしたものの、登板はなし。154キロ右腕・関戸康介(3年)も府大会の決勝で1イニングの登板はあったが、近畿大会でマウンドに立つことはなかった。
そんな中、代わってエースナンバーを背負った最速145キロ右腕の竹中勇登(3年)が奮闘。さらに188センチの長身右腕・川原嗣貴、昨秋から快投を見せる左腕の川井泰志という2年生コンビが経験を積んだことも大きい。
一方の攻撃陣も、この春は主に4番に座った花田旭、パンチ力のある池田陵真、強打者の宮下隼輔(いずれも3年)らに加え、他校なら上位打線を担える俊足の野間翔一郎(3年)が、春は下位を打つなど、やはり選手層は厚い。
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