チームの主力に返り咲けるか。パ・リーグ6球団における、復活が期待される選手たち
北海道日本ハムファイターズ・堀瑞輝投手 ※写真は2024年のもの 【画像:球団提供】
ケガや不振の影響で悔しいシーズンを送る選手は、毎年存在するものだ
堀瑞輝(北海道日本ハム)
堀瑞輝投手 年度別投手成績 【ⓒPLM】
しかし、翌2022年は防御率5.82と安定感を欠く投球が目立ち、2023年以降は登板機会を大きく減らしている。それでも現在26歳とまだ若く、2024年の奪三振率は15.12と驚異的な数字を記録しているだけに、今季は奪三振力の高い左腕として復活を果たしたいところだ。
岡島豪郎(東北楽天)
岡島豪郎選手 年度別成績 【ⓒPLM】
2020年以降は出場試合数が60試合以下のシーズンと100試合以上に出場したシーズンが交互に訪れており、隔年で活躍する傾向が示されている。この法則が続けば、岡島選手にとって2025年は復活のシーズンとなるだけに、良い意味で過去の“ジンクス”を踏襲できるかに注目だ。
平井克典(埼玉西武)
平井克典投手 年度別投手成績 【ⓒPLM】
2024年はFA権を行使したうえで残留を決断して臨んだシーズンだったが、防御率4.66と安定感を欠き、キャリアで最も少ない13試合の登板にとどまった。チームの投手陣最年長として迎える新シーズンは、若きチームにおける精神的支柱となる活躍を見せられるか。
山口航輝(千葉ロッテ)
山口航輝選手 年度別成績 【ⓒPLM】
しかし、2024年は打率.200、2本塁打と大きく成績を落とし、51試合の出場にとどまる不本意なシーズンを送った。2025年1月の時点で24歳と伸びしろを十二分に残す年齢なだけに、投高打低の傾向に負けず、今季は最大の持ち味である豪快なアーチを量産したいところだ。
山岡泰輔(オリックス)
山岡泰輔投手 年度別投手成績 【ⓒPLM】
2024年はキャリア最少となる6試合の登板にとどまったが、8年間のキャリア全てで防御率3点台以下を記録している安定感は出色だ。初めてリリーフに専念して迎える2025年シーズンこそは、シーズンを通してケガなくハイレベルな投球を展開できるかに注目したい。
中村晃(福岡ソフトバンク)
中村晃選手 年度別成績 【ⓒPLM】
しかし、2024年は9月を迎えた段階で打率1割台と深刻な不振にあえぎ、打席数も前年の半分以下に。それでも、9月は打率.282、10月は打率.667と、終盤戦で復調を示した点は明るい材料だ。通算1500安打まで残り73本として迎える今季は、節目の記録を通過点とするような完全復活に期待したい。
再び一軍の舞台で出場機会を増加させ、捲土重来の活躍を見せられるか
来たる2025年シーズンにおいて、今回取り上げた6名の選手は、昨季の結果を払しょくするような成績を残すことができるか。各選手が再び一軍の舞台で多くの出番を勝ち取り、捲土重来の活躍を見せてくれることに期待を寄せたいところだ。
文・望月遼太
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