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J2フリーク平畠啓史&土屋雅史が選ぶ
20年シーズンJ2ベストイレブンとMVP

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J2優勝を決めた徳島でボランチを務めた岩尾。キャプテンとして、チームの心臓としてピッチ内外で牽引し、MVPに相応しい働きぶりだった
J2優勝を決めた徳島でボランチを務めた岩尾。キャプテンとして、チームの心臓としてピッチ内外で牽引し、MVPに相応しい働きぶりだった【(C)J.LEAGUE】

 業界きってのJ2フリークであるタレントの平畠啓史氏とサッカー番組のプロデューサーである土屋雅史氏に20年シーズンのJ2を振り返ってもらうこのシリーズ。リーグ全体を総括した第1部に続き、第2部はJ2ベストイレブンを選出してもらった。J1昇格を決めた徳島、福岡の選手で占められるのか、それとも意外な選手の選出はあるのか。選出理由をうかがいながら、激動だった20年シーズンのJ2を振り返る。

GKの決め手は安定感、技術と「審判へのリスペクト」

J2リーグを徹底的に観戦した平畠氏(左)と土屋氏がJ2のベストイレブンをセレクト。奇しくも8選手が共通して選出された
J2リーグを徹底的に観戦した平畠氏(左)と土屋氏がJ2のベストイレブンをセレクト。奇しくも8選手が共通して選出された【飯尾篤史】

●ゴールキーパー

平畠啓史:上福元直人(徳島)

土屋雅史:上福元直人(徳島)



――2020年シーズンのJ2ベストイレブンを選出していただきました。まずはGKですが、おふたりとも徳島ヴォルティスの上福元直人選手を選んでいます。


平畠 守備の安定感はもちろんですけど、ビルドアップにおいても徳島のサッカーにおける最高のピースだったと思います。例えば、長いボールを蹴ることもあるけれど、ボランチの小西雄大選手や岩尾憲選手にグラウンダーで縦パスをスパンと入れる。それは、なかなか勇気のいることじゃないですか。しかも、その縦パスを起点にして徳島の攻撃がハーフウェイラインを簡単に越えて行くシーンが何度もあった。技術の高さはもちろん、相手の並びを見て、「ここが空くな」というのがたぶん頭の中に入っていると思うんですよ。それを見られる、そこにボールが蹴れる上福元選手は、20年シーズンの徳島になくてはならない存在だったと思います。


土屋 僕はシンプルにクリーンシート(無失点に抑えた試合)が一番多かったからです。16試合あるんですよ。実は、失点数が少なかったチームで、シーズンの3分の2以上の試合に同じGKが出ていることが少なくて。例えば、最少失点だったのはアビスパ福岡なんですけど、セランテス選手も3分の2は出てないんですよね。栃木SCとV・ファーレン長崎も失点数が少なかったんですけど、GKをふたりくらいで回していて。負傷の影響もあったんですけどね。そのなかで上福元選手は37試合に出場して失点が少ない。


 あと、個人的に好きなのが、主審を名前で呼ぶところ。20年シーズンは観客が声を出せなかったから、選手たちの声がよく聞こえたんですけど、相手のCKで、相手選手が妨害してきたとき、「レフェリー」ってアピールするんじゃなく、「何々さん」って主審の名前を呼ぶGKが何人かいるんです。松本山雅FCの村山智彦選手とか、福岡の村上昌謙選手とか、ツエーゲン金沢の白井裕人選手とか。上福元選手もそうなんですけど、レフェリーへのリスペクトが感じられて、好きなんですよね。

●ディフェンダー

平畠啓史:エミル・サロモンソン、上島拓巳、ドウグラス・グローリ(いずれも福岡)、福森健太(ギラヴァンツ北九州)

土屋雅史:エミル・サロモンソン、上島拓巳(いずれも福岡)、村松航太(北九州)


――ディフェンスラインは平畠さんは4バック、土屋さんは3バックですが、おふたりとも福岡のエミル・サロモンソン選手と上島拓巳選手を選出しています。

飯尾篤史
飯尾篤史

東京都生まれ。明治大学を卒業後、編集プロダクションを経て、日本スポーツ企画出版社に入社し、「週刊サッカーダイジェスト」編集部に配属。2012年からフリーランスに転身し、国内外のサッカーシーンを取材する。著書に『黄金の1年 一流Jリーガー19人が明かす分岐点』(ソル・メディア)、『残心 Jリーガー中村憲剛の挑戦と挫折の1700日』(講談社)、構成として岡崎慎司『未到 奇跡の一年』(KKベストセラーズ)などがある。

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