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全国高校ラグビー大会

識者が選ぶ高校ラグビーの「ベスト15」
100回目の花園で輝いた選手たち

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 大阪・東大阪市花園ラグビー場で12月27日からはじまった100回目の「花園」こと、全国高校ラグビー大会。記念大会のため例年より12校多い63校が出場し62試合が予定されていたが、残すところ1月9日、連覇のかかる桐蔭学園(神奈川)と初優勝を目指す京都成章(京都)の決勝1試合のみとなった。


 今年度はコロナ禍の影響で春の選抜大会、6月の地区大会、7人制ラグビーの「アシックスカップ」、国体など多くの大会が中止された影響があり、花園は唯一の全国大会ということで指導者、選手たちからは「聖地」でラグビーができる喜びが大いに伝わってきた。それが接戦や熱戦を多く生んだ要因になったことは間違いない。それでは今大会の花園で活躍した選手から個人的な「ベスト15」を選んでいきたい。

PR(プロップ)1番、3番

体重117キロとは思えないスピードで活躍した東福岡・本田啓
体重117キロとは思えないスピードで活躍した東福岡・本田啓【斉藤健仁】

 前回大会に続いて、やはりスクラムの要である右PRの3番にいい選手が多かった印象が強い。茗渓学園(茨城)の亀山昇太郎、御所実(奈良)の小林龍司、中部大春日丘(愛知第1)の乳井大士、今大会の最重量だった桐蔭学園(神奈川)の田中諒汰(いずれも3年)らが活躍した。


 ただ、ひとりを選ぶのであればボールキャリーでも活躍した東福岡(福岡第1)の本田啓(3年)だ。機動力のある第1列として今後も大いに成長していってほしい。また1番をひとり選ぶとしたら、FWにもこだわる新しい形を見せた東福岡の宮内慶大(3年)を挙げたい。

HO(フッカー)2番

 セットプレーの要であるHOは、やはり機動力、突破力がありながら器用な選手が目立った。関西学院(兵庫)の平生翔大、東福岡の村尾幹太(ともに3年)らも目立っていたが、運動量と激しさで今大会も桐蔭学園のFWの中心選手の一人として活躍した中山大暉(3年)を選びたい。昨年に続いて2年連続の選出となった。

斉藤健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーとサッカーを中心に執筆。エディー・ジャパンのテストマッチ全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」、「高校生スポーツ」の記者も務める。 学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「世界最強のゴールキーパー論」(出版芸術社)、「ラグビー「観戦力」が高まる」(東邦出版)、「田中史朗と堀江翔太が日本代表に欠かせない本当の理由」(ガイドワークス)、「ラグビーは頭脳が9割」(東邦出版)、「エディー・ジョーンズ4年間の軌跡―」(ベースボール・マガジン社)など著書多数。最新刊は「高校ラグビーは頭脳が9割」(東邦出版/2017年11月刊)。