YouTube連動企画:赤星憲広×井端弘和「アカイバ対談」

“井端監督”なら、ヘッドコーチは赤星!? 赤星憲広×井端弘和「アカイバ対談」#2

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現役時代はライバルチームで戦った井端と赤星(写真左から)。将来的には同じユニホームを着て、指導者となる可能性も? 【写真は共同】

 スポーツナビ公式YouTubeチャンネルの特別企画として、赤星憲広氏と井端弘和氏の初対談が実現した。2000年代プロ野球の中心選手としてしのぎを削り合った2人が、「監督」をテーマに名将たちとの知られざるエピソードを惜しみなく披露。そして亜細亜大学の1学年差の先輩・後輩として、当時の思い出話にも花を咲かせた。濃密な90分を、全9回に分けてお届け!(12月の毎週火曜・金曜に公開)

 第2回は、2人の出会いから大学時代の厳しい練習を振り返りながら、プロ入り後も互いに定位置だった「1・2番」へと話題が移る。将来の監督就任に言及した最後には、思わぬ“密約”も!?

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 なお本記事は、動画では編集の都合で割愛されたトークも含めた完全版として掲載する。

「毎日1500メートル10本……きつかったよね」

(動画の1シーンから)亜細亜大学時代の厳しい練習を振り返る2人 【スポーツナビ】

赤星 井端さん、僕の(最初の)印象ってどうでしたか?

井端 (大学に)入ってきた時はショートでね。監督から「足はすごい速いぞ!」って言われた時の、室内練習場での(盗塁練習の)あのスタート、度肝を抜かれたよね! なんかもう、2メートルぐらいジャンプして出ているかのように感じたよね。

赤星 それを覚えてくださっていたんですか?

井端 覚えてる、覚えてる! だからその時から、すぐ代走要員で出されてさ。

赤星 そうなんです。僕、実はあれ、入寮してすぐだったんですよ。入寮してすぐ、翌日がちょうど雨の日で室内練習場の練習だったんですよ。それでいきなり盗塁練習をしたがために、翌日が確かオープン戦だったんですけど、いきなり(ベンチメンバーに)入れって言われて。冬の苦しい練習をやってきた人たちの中に、いきなり昨日来た奴がベンチに入るわけですよ。

井端 入寮って2月?

赤星 普通はそうじゃないですか。でも僕、3月に来たんですよ。

井端 いいねぇ。

赤星 いや、よくないですよ。

井端 俺、1月の4日とか5日だよ(笑)

赤星 ハハハ(笑)

井端 しかも俺、(高校が)東京だからさ、寮から学校に行かされていたから。

赤星 そういうことなんですね。入寮しても(高校に)行けるからって。

井端 そう。だから当時、学校が週休2日で土日休みだったんだけど、土曜日に授業作ったもんね(笑)。「授業です!」って言って。日曜日はしょうがないから1日練習したけど、もう本当にきつかったよ。陸上部かってぐらい、1月から(春の)キャンプまで走って……。

赤星 いまだにちょっと恐怖症になっていますもんね。あのトラックとかがね。

井端 だってあの時さ、バカみたいに毎日1500メートル10本からスタートでしょ。

赤星 タイムトライアルからね(苦笑)

井端 1500メートル10本。毎日あれはきつかったよね……。

赤星 きつかったですよ〜。もう本当に……。だって、練習の一番最初が1500メートルのタイムトライアル10本ですからね。

井端 で、その後、すぐに野球とか、キャッチボールとかできればいいけど、いろいろとさぁ。手押し車とか、肩車とか……。気付いたら午前中それで終わりだからね。

赤星 それを毎日ですからね。

井端 他のところはさ、3、4日に1回休みがある感じだったけどさ、こっちはひどい時、(東都大学リーグの)2部に落ちた時なんかは1カ月休みなしで練習したよね。

赤星 しましたね……。

井端 36勤だったよね。俺、数えたもん!

赤星 ハハハ、よく覚えてますね(笑)

井端 そう、最大36勤ってね(苦笑)

赤星 しんどかったので、僕は全然覚えてないですけど……。
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