タイガーの連覇か、松山のリベンジか? 米国開催のZOZOは豪華メンバーが参加

北村収

2004年に「シャーウッドカントリークラブ」で優勝を果たしたタイガー 【Getty Images】

 昨年、日本で初めて開催された米国PGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」。松山英樹との死闘を演じたタイガー・ウッズが、米国PGAツアーの最多勝タイ記録となる82勝をあげて幕を閉じた。今年も日本での開催が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で米国・カリフォルニア州にある「シャーウッドカントリークラブ」に開催地を変更。10月22日に開幕する。

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シャーウッドはタイガーの得意コース

「シャーウッドカントリークラブ」は2000年から13年まで、タイガー・ウッズ主催の「ヒーローワールドチャレンジ」の開催場所となっていたコース。自身主催の大会で、タイガーは5度の優勝を飾り、さらに5度の2位という成績でフィニッシュしている。

 日本のファンに向けたメッセージの中で、「シャーウッドでは何年かに渡り成功してきた」とタイガー自身も得意コースであることを示唆。また、自身のオフィシャルツイッターでも「昨年のZOZOチャンピオンシップで勝ち取ったタイトルを守ることを楽しみにしている」と連覇と前人未到の単独最多勝記録達成に向けての思いを語っている。

調子を上げている松山英樹も出場

昨年の「ZOZOチャンピオンシップ」でタイガーと最後まで優勝争いを繰り広げた松山英樹も出場 【Getty Images】

 昨年、タイガーと最後まで優勝争いを繰り広げた松山英樹も出場。今年は8月末の「BMW選手権」でドライバーを変えて大幅な飛距離アップを果たし順位も3位タイに入った。また、9月に行われたメジャーの「全米オープン」では3日目を終えて4位タイと優勝争いに絡む活躍を見せた。

 先週の「ザ・CJカップ」でも3日目を終えて10位タイと健闘。最終日にはさらなる上位進出が期待されたが、ロストボールやまさかのアプローチの空振りなどもあり、スコアを落としてしまった。最終18番ホール(Par5)では意地を見せ、2打でグリーンエッジまで運びしっかりとバーディを奪取。今週の大会に繋がるフィニッシュとなった。

 徐々に調子を上げてきている松山は、「タイガーが過去に大成功を収めているシャーウッドにて、彼に勝つのは簡単ではない」としながらも、「今年もトロフィーを争えるような良いプレーをしたい」と昨年のリベンジに向けた意気込みを語っている。

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著者プロフィール

1968年東京都生まれ。法律関係の出版社を経て、1996年にゴルフ雑誌アルバ(ALBA)編集部に配属。2000年アルバ編集チーフに就任。2003年ゴルフダイジェスト・オンラインに入社し、同年メディア部門のゼネラルマネージャーに。在職中に日本ゴルフトーナメント振興協会のメディア委員を務める。2011年4月に独立し、同年6月に(株)ナインバリューズを起業。紙、Web、ソーシャルメディアなどのさまざまな媒体で、ゴルフ編集者兼ゴルフwebディレクターとしての仕事に従事している。

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