セ・リーグ各球団の週間MVPは? 巨人・大城、広島・菊池が打撃で存在感
巨人・大城は5試合中3試合でスタメンマスクを被り、打率4割超、1本塁打6打点の活躍を見せた 【写真は共同】
1日からのDeNA戦で3連勝を飾り、9月も好スタートを切った巨人。2位・阪神との直接対決も1勝1敗(6日は雨天中止)で週間成績は4勝1敗と、着実に独走態勢を固めつつある。その中で、先週の5試合中3試合でスタメンマスクを被った大城が、13打数6安打の打率.462、1本塁打、6打点と、勝負強い打撃でチームの勝利に貢献した。
菅野が先発した1日のDeNA戦では、4回に今季6号となる先制の2ラン本塁打。5日の阪神戦では、2回に先制点となる2点適時二塁打、3回にも2打席連続タイムリーの中前打を放つなど、3安打3打点の活躍で、先発・今村の3勝目をアシスト。存在感をさらに高める1週間だった。
先週は3勝2敗で、2位の座をキープした阪神。5試合中4試合が1点差ゲームという緊迫した展開で、スアレスが計3試合に登板して勝利、ホールド、セーブと大活躍だった。
9月1日のヤクルト戦では同点の9回に登板し、いきなり山田哲に二塁打を打たれて1死二、三塁のピンチを迎えたが、続くエスコバー、坂口を抑えた。その裏、サンズのサヨナラ本塁打が飛び出し、勝ち投手に。翌2日もチームは延長戦の末に敗れたが、同点の9回を抑えてホールドを記録。4日の巨人戦では1点差に迫られた8回2死一塁から登板し、丸を三振に打ち取って、イニングまたぎとなった9回も三者凡退。今季13個目のセーブを記録した
首位・巨人に同一カード3連敗を喫し、逆転優勝が厳しい状況となった先週のDeNA。3日の試合ではパットンをオープナーにする奇策を打つも、7投手が計13失点で大敗。翌4日の広島戦も7投手が計12失点で引き分けと火の車状態。その投手陣を救ったのが大貫だ。
5日に先発した大貫は、序盤から打線の大量援護を受け、8安打を許したが1失点で9回を投げ抜いてプロ初完投勝利をマーク。8回まで広島打線に連打を許したのは失点した4回のみで、9回に2死から連続安打を浴びたが、最後は田中広をセンターフライに打ち取りプロ入り後、自己最多となる112球での初完投となった。ルーキーイヤーの昨季に並ぶ6勝目は、現時点でチームトップの勝ち数になる。