連載:ドラフト最前線!敏腕スカウトによる高校球児の評価
プロローグ
今年のドラフト事情はどうなるのか。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、アマチュア野球の各大会は軒並み中止、延期となり、一時は活動自粛も余儀なくされた。選手は自身をアピールする場を奪われ、一方、スカウトも選手を見る機会を失った。例年とは異なる状況で、プロのスカウトは選手のポテンシャルや将来性をどう見極めるのだろうか。
今回は、高校生ドラフト候補に絞り、敏腕として鳴らす苑田聡彦スカウト統括部長(広島東洋カープ)と米村明アマスカウトチーフ(中日ドラゴンズ)が選手の評価を明かしてくれた。プロ入りを目指す高校3年生の救済措置として行われる「プロ志望高校生合同練習会」(8月29~30日=甲子園、9月5~6日=東京ドーム)でスカウトの目に留まる逸材が現れるのか。注目選手の現状の評価を見ていく。