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甲子園での実績を持つ強打者が顔を並べる
来田ら注目選手をスカウトはどう見る?

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 プロを目指す高校球児たちは、前代未聞のシーズンを過ごしている。苦境に直面しながらも、上の世界を見据えて自己鍛錬に励んでいる。そんな高校生ドラフト候補を、今まで何人もの“ダイヤの原石”を発掘したプロのスカウトはどのように評価しているのか。敏腕として鳴らす、広島東洋カープのスカウト統括部長・苑田聡彦氏と、中日ドラゴンズのアマスカウトチーフ・米村明氏がたっぷりと語ってくれた。

 

 第3回は、「西日本野手」編。昨年、2年時に甲子園で躍動した来田涼斗(明石商)、元謙太(中京学院大中京)、内山壮真(星稜)らは今年最高学年となり、自らの成長を聖地で思う存分披露するはずだったが、コロナの影響によりその夢はかなわず……。例年に比べ圧倒的に判断材料が少ない中、豊富な経験を誇る苑田、米村両スカウトは選手のどこに注目し、この1年間の成長や潜在能力を見抜くのか。敏腕スカウトならではの視点に迫った。

来田涼斗(明石商/178cm、78kg、右左)

昨年の春夏大会でも実績十分な来田。将来はトリプルスリーを狙える可能性があると米村は評価
昨年の春夏大会でも実績十分な来田。将来はトリプルスリーを狙える可能性があると米村は評価【写真は共同】

苑田スカウト「スイングスピードは高い評価」

 スイングスピードはあると思うんですが、バッティング技術という点では、まだまだ磨いていかなければいけないところはありますね。プロで長く活躍するためには、バッティングに加えて、守備力と走塁技術の高さも大事になってきます。プロで外野手として生きていくならなおのことです。


米村スカウト「あのパワーとセンスがあれば…」

 肩が良く、足も速く、打撃もいい、すべてにバランスが取れた選手ですね。昨春の甲子園で先頭打者本塁打にサヨナラ本塁打、昨夏ももう1本本塁打を打つなど実績は十分。一塁まで4秒を切る足もあって、内野安打ももぎ取れますし、将来はトリプルスリーを狙える選手になるんじゃないかと思います。


 今夏の甲子園交流試合ではヒット1本でしたが、これは「甲子園で打たなきゃ」っていう使命感があったのかなと。また、最近、柳田悠岐選手(福岡ソフトバンク)をまねしてか、ボールをぎりぎりまで引き付けてたたくことをしようとしている高校生が多いんです。柳田選手の打ち方は、確かに理想ではありますが、あれは尋常じゃないバットスピードがあってこそできるものであり、プロで何年かやらないと難しいです。もしかしたら来田選手も柳田選手を真似てバッティングを崩してしまっているのかなとも思います。でも、持っているポテンシャルは高いので、いくらでも修正できる。あのパワーとセンスがあれば、プロでも30本(塁打)打てる可能性も高いと思います。

瀬川ふみ子

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