パ・リーグ各球団の週間MVPは? 中田が4発13打点、メヒアが5発8打点

ベースボール・タイムズ

西武・メヒアは先週6試合で5本塁打8打点の活躍を見せた 【写真は共同】

日本ハム:中田翔

 頼れる4番が絶好調。ロッテ6連戦を2勝4敗と負け越した日本ハムだが、中田は6試合中5試合でヒットを放ち、計21打数9安打の打率.429、4本塁打、13打点の大暴れだった。特に12日の第2戦では、第1打席でレフトスタンド上段へ先制の14号2ランを放つと、7回には15号3ラン。9回にもタイムリーを放って3安打6打点の大活躍。15日の第5戦でも16号2ランを含む3打点の活躍でチームを勝利に導くと、第6戦では空砲にはなったが2試合連続の17号3ランを放ち、常に相手投手陣の脅威になり続けた。今季通算17本塁打、57打点はともにリーグトップ。今後の活躍から目が離せない。
西武:メヒア

 1勝5敗と負け越した先々週の日本ハム戦に続き、先週の楽天戦も2勝3敗1分けと黒星が先行した西武。自慢の打線が爆発力を欠く状態が続く中、メヒアが一気に調子を上げた。7月25日の1軍昇格から徐々に状態を上げると、先週11日の第1戦で2打席連発弾を含む3安打3打点の大暴れ。第2戦でも4号ソロを含む2安打1打点と活躍し、14、15日には2試合連続本塁打。先週の6試合で計23打数9安打の打率.391、5本塁打、8打点と大当たり。かつての本塁打王が、悩める山賊打線の救世主となりそうだ。
オリックス:吉田正尚

 ソフトバンクとの6連戦を1勝5敗と大きく負け越し、借金が14まで膨れ上がったオリックス。苦しい戦いが続くが、その中でも吉田正は奮闘を続けた。11日の第1戦で3安打、翌日も2安打をマークすると、第3戦以降も快音を響かせ、全6試合でヒットを記録。今週は計19打数10安打の打率.526、本塁打はなかったが、4打点をマークして中軸の役割をしっかりと果たした。先週も6試合で計22打数8安打の打率.364と好調だった吉田正。7本塁打はやや物足りないが、打率.358はソフトバンク・柳田に次ぐリーグ2位につけている。今週こそ、そのバットをチームの勝利につなげて勝ち越しに導きたい。

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著者プロフィール

プロ野球の”いま”を伝える野球専門誌。年4回『季刊ベースボール・タイムズ』を発行し、現在は『vol.41 2019冬号』が絶賛発売中。毎年2月に増刊号として発行される選手名鑑『プロ野球プレイヤーズファイル』も好評。今年もさらにスケールアップした内容で発行を予定している。

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