マルセル・ザビッツァーがPSGとの対戦を語る:予測、尊敬、そしてゲームプラン
5月1日に行われるUEFAチャンピオンズリーグ準決勝でのパリ・サンジェルマンとの対戦を前に、ボルシア・ドルトムントのMFマルセル・ザビッツァーがフランス王者との試合を展望。オーストリア出身のキープレーヤーは決勝進出への思いやチームの勝利への信念についても語りました。
【BVB】
当時、ラピード・ウィーンでプレーしていたザビッツァーは、レアル・マドリードを下した準決勝と、バイエルン・ミュンヘンとの決勝を観戦していました。今や、彼は黒と黄色のジャージを着て、チャンピオンズリーグ準決勝でのプレーを目前にしています。シーズンの序盤に、このような状況にいることはほとんどの人が予想していなかったでしょう。なぜなら、BVBはメディアいわく「死のグループ」に入っていたからです。
「もちろん、現実的にどこまで行けるか考え始めるよね」とザビッツァー。彼は——もちろんチームメイトたち——もグループステージを突破するのは難しいことだと認識しており、準決勝まで進むのはさらに困難だと理解していました。「でももっと先まで進めると、ロッカールームのみんなが同じ夢を描いていたよ」とザビッツァーは語ります。理想的とは言えないスタートにも関わらず、ドルトムントは単にノックアウトステージに進出するだけでなく、グループを首位で通過しました。「シーズンを通じて、いろいろなことが進んでいき、自分たちには可能だと信じるようになった」。そしてザビッツァーは「いい日の僕たちに不可能はない」と語りました。
準決勝に対する期待が高いということは、チームやクラブの中はもちろん、ザビッツァーも深く理解しています。「どこへ行っても期待されていると感じるね。たくさんの人がUCLについて話してくるから。このゲームがどのようなものか、ここの人々にとって何を意味するかはわかっている。もちろん、私たちはファイナルに到達したい」。「ザビッツァーは続けて「アトレティコ戦のように、みんなを幸せにしたい。それはみんなにとって良いストーリーになるよね」。
しかしいいストーリーをとするには、PSGとの対戦でポジティブな結果が必要です。今シーズン、PSGと顔を合わせるのは水曜日のファーストレグで3回目となります。グループステージでの0-2の敗北、1-1の引き分けを踏まえると、ドルトムントはアンダードッグとみなされるかもしれません。「どうだろうね。そもそもチャンピオンズリーグにアンダードッグはいるかな?」とザビッツァーは自信をのぞかせます。
「死のグループ」にもかかわらず、BVBはヨーロッパ選りすぐりのチームが出場する大会のベスト4まで残りました。それでも、ザビッツァーはキリアン・エムバペ擁するPSGが自分たちを与しやすい相手だと考えているのではないかと思っているようです。「PSGは僕たちと対戦することになって少し喜んでいるんじゃないかな。でも一番重要なのは僕たち次第で、それは間違った考えだと証明できることだよ」。
【BVB】
パリ・サンジェルマンに対するゲームプランはすでに決まりました。それでは、ロンドンの決勝に進むという信念はどれほど大きいのでしょうか? サビッツァーは「とっても大きいよ」。続けて「準々決勝が終わった後のコメントを聞いた誰もが僕たちの目標を知っているはず」と語ります。もちろん、準決勝進出の立役者も準決勝を突破するのは容易ではないことを理解しています。「それでも僕たちの大きな目標はPSGに勝って、ファイナルに進出すること」。あれから11年。BVBが再びウェンブリーへのチケットを手にする舞台が整いました。そして今回、マルセル・サビッツァーはスタンドから試合を見るのではなく、ピッチの上に立ちます。
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