連載:石橋貴明が語る! 高校野球名勝負

石橋貴明が見続けてきた母校・帝京の戦い 「89年夏の決勝は大変だった!」

大利実
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帝京高校野球部出身の石橋貴明。伝統の“帝京魂”は今もなお、受け継がれている 【水上俊介】

 高校野球が好きな石橋貴明さんに「夏の甲子園・名勝負ベスト3」の選定をお願いするも、あまりにも思い入れが深すぎて順位付けが困難に。それなら春のセンバツも含め、印象に残っている名勝負に名選手、すべて語ってもらいましょう! 第4回はタカさんの母校にして、今夏の東東京大会を制した名門・帝京の戦いを振り返ります。(取材日:2020年7月24日)

夏の決勝に進むと、甲子園で現地観戦

――タカさんは実際に甲子園で観戦することもありますか?

 テレビ観戦が中心ですね。僕の母校・帝京高校が優勝した1989年夏と95年夏の決勝戦の2試合は、甲子園に見に行きました。

――89年は吉岡雄二投手を擁して、仙台育英に延長で勝利。95年は2年生の白木隆之投手、3年生の本家穣太郎投手の二枚看板で星稜を下して、全国制覇を成し遂げました。

 帝京が夏の決勝まで勝ち進めば、甲子園に見に行くことにしています。あと、2019年の第101回大会は『朝日新聞』の観戦記の仕事で、24年ぶりに甲子園に行きました。それがたまたまなんですが、仙台育英と星稜の準々決勝だったんです。89年夏、95年夏の決勝における、帝京の相手校です。「野球の神様っているんだな」と思いました。

――すごい巡り合わせですね。甲子園ではアルプス席で観戦したんですか?
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著者プロフィール

1977年生まれ、横浜市出身。大学卒業後、スポーツライター事務所を経て独立。中学軟式野球、高校野球を中心に取材・執筆。著書に『高校野球界の監督がここまで明かす! 走塁技術の極意』『中学野球部の教科書』(カンゼン)、構成本に『仙台育英 日本一からの招待』(須江航著/カンゼン)などがある。現在ベースボール専門メディアFull-Count(https://full-count.jp/)で、神奈川の高校野球にまつわるコラムを随時執筆中。

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