開幕から1カ月、ルーキーたちの成績は? ロッテ・佐藤はプロ初安打がサヨナラ打
西武・宮川が最多11試合に登板
リリーフでは、西武1位の宮川哲が新人では最多の11試合に登板し、防御率1.86で2ホールドをマーク 【写真は共同】
セ・リーグでは、中日の橋本侑樹がここまで10試合とリーグの新人では最多登板。貴重な中継ぎ左腕としてチームに貢献しているが、初の3連投となった19日の阪神戦で4失点を喫して防御率が5.27と悪化した。阪神の小川一平は、登板した8試合中6試合で無失点を記録しているが、二度にわたって5失点を喫したこともあり、防御率は7.36。DeNAの伊勢大夢は初登板から4試合自責点0を続けていたが、7月5日のヤクルト戦で初の自責点を記録して防御率1.80となり、その後は登板機会がなく16日に登録抹消となった。
プロ初安打5人、プロ初本塁打はまだなし
ロッテ2位の佐藤都志也は、プロ初安打が代打サヨナラ打と鮮烈デビューを果たし、ここまで9試合の出場で打率.222、1打点。満田拓也の野球漫画『MAJOR』に登場する佐藤寿也と同名異字で、同じ捕手ということで話題になった。ロッテでは、内野手の福田光輝が10試合で打率.111。現在は登録抹消されているが、スタメンでも3試合で起用されている。
セ・リーグでは、中日の石川昂弥と郡司がプロ初安打を記録している。ドラフト1位の石川昂は、7月12日の広島戦にスタメンでプロ初出場を果たし、第1打席でいきなり二塁打を放ったが、その後は16打席ノーヒットが続いている。
昨年のドラフトで話題になったロッテ・佐々木郎希とヤクルト・奥川恭伸の一軍昇格はまだないが、何もかもが異例中の異例と言えるシーズンでは、ルーキー選手にも思わぬ形でチャンスが訪れることがありそうだ。新人王争いも含めて、今季もルーキーの動向から目が離せない。