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一児の母・安藤美姫が語る
コロナ禍での子どもとの向き合い方

自粛だからできた機会を上手に楽しんで

振付師として、大庭雅(左)の指導も担当している安藤さん(写真は2018年の全日本選手権)
振付師として、大庭雅(左)の指導も担当している安藤さん(写真は2018年の全日本選手権)【写真は共同】

――お嬢さんも成長され、自我が出てくる頃だと思いますが、母親としてどう対応されてますか? お仕事でのフィギュアのコーチングを見たのですが、かなり厳しいコーチでした。


 あれと同じ感じです。めちゃくちゃ怒っています(笑)。娘は小心者ですけど、気は強く、意思表示をはっきりしてきます。本気でけんかになりますね。言ってどうしても分からない時は、こちらが話すのを一切やめることにしています。それを察して反省するみたいなところがあります。


――気の強さはお母様ゆずりなのですか?


 自分の小さい頃を覚えていませんが、母曰く「私の方が悪かった」と言っています。娘の方が良い子だそうです。挨拶や言葉遣いに厳しい家庭だったので、すごく細かく注意されていましたが、それが今、人前に出させていただくことが多い中で助かっているところもあります。


――今回、新型コロナの影響で、私たちの生活自体が大きな変化を求められています。お子さんも親御さんも、もちろん良かったわけではないのですが、さまざまな学びの機会になっている側面もありますよね。


 普段お仕事をされているお父さんやお母さんが、おうちにいる時間が格段に多いと思うんです。家族で過ごせる時間自体は、とても素敵でかけがえのないものです。自分は9歳の頃に既に父がいなかったので、他で見聞きする家族の話を、とてもうらやましく思っていました。海外遠征でも、家族と一緒の夕食をとれなかったのを覚えています。


 娘も気づくと大きくなっていて、時が経つのが早いなと思います。まだ7歳ですが、すでに赤ちゃんの頃が恋しかったりもします。特にちっちゃなお子さんがいらっしゃるご家庭で、パパとママとみんなで過ごせる時間、この自粛だからこその時間があると思います。その機会を上手に楽しみながら、大変さを乗り切ってほしいなと思います。


 ストレスもあるかと思いますが、子供さんにはぜひベランダにテントを張ったりとか(笑)。娘はテントを部屋に入れて中で寝てしまったり、自分なりに楽しんでいます。家だからこその変わった遊びをして、それはそれで発見があると思います。何かちょっとした不思議なアイデアで、ご両親、ご家族には頑張ってこの時期を過ごしてほしいと思います。

安藤美姫(あんどう・みき)

1987年12月18日生まれ、愛知県出身。2002年ジュニアグランプリファイナルで女子選手初の4回転サルコウを成功。03年、04年には全日本選手権で連覇を果たす。2度(07年、11年)の世界選手権優勝に加え、五輪には06年トリノ大会、10年バンクーバー大会と2度出場した。現在はプロスケーターとして活動しながら、指導者や振付け師としても活躍の幅を広げている。

いとうやまね

サッカーおよびフィギュアスケートのコラムニスト、サッカー専門TV、欧州実況中継、五輪番組のリサーチャー。コメンテーターとしてTVにも出演。Interbrand、Landor Associates他で、シニアデザイナーとしてCI、VI開発、マーケティングに携わる。後に、コピーライターに転向。著書は『氷上秘話〜フィギュアスケート楽曲プログラムの知られざる世界』『フットボールde国歌大合唱』他、構成『サッカー日本代表帯同ドクター』(土肥美智子)他。

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