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「未来のためにどう行動するかが大事」
浅野拓磨が考える、今だからできること
浅野(パルチザン)にインタビューを実施。セルビア国内の状況やJFA企画に賛同した経緯について話を聞いた
浅野(パルチザン)にインタビューを実施。セルビア国内の状況やJFA企画に賛同した経緯について話を聞いた【写真:本人提供】

 新型コロナウイルスの感染拡大により、日本では不要不急の外出を控えるよう政府や自治体からの訴えが続いている。そんな中、さらに深刻な状況にあるヨーロッパから届いた代表選手たちのメッセージ動画は、よりリアルで説得力が感じられる。これは日本サッカー協会(JFA)による「Sports assist you〜いま、スポーツにできること〜」というプロジェクトの一環。今も国内外の代表選手や関係者による、さまざまな動画が連日アップされている。


 今回はプロジェクトの当事者である浅野拓磨(パルチザン・ベオグラード)にインタビューを実施。セルビア国内の状況やJFA企画に賛同した経緯について話を聞いた。(取材日:4月6日)

3月15日からチーム活動が休止

――新型コロナウイルスの流行に伴って、世界各国ではさまざまな対応に迫られています。まずは現在浅野拓磨選手が在籍しているセルビアのパルチザン・ベオグラード、そしてセルビアリーグの状況をお聞かせください。


 先月の3月14日の試合を最後に、次の日からチーム活動が休止しました。本来試合翌日はリカバリートレーニングが予定されていたのですが、それが休みになりました。その後、週明けの水曜日から再びチーム練習が始まるとの連絡があったのですが、結局チーム練習は休止されたままで自宅待機が続いています。今のセルビア国内は制限付きで外出が認められていますが、僕は基本的に室内で自主トレーニングを行い、近くの公園でランニングをするなどしています。


――現在、クラブからはどのような指示が出ているのでしょうか?


 チームからは筋トレがメーンなんですけども、動画を送ってもらったり、ランニングメニューなどをしています。ただ、僕自身も日本のトレーナーと相談して独自にトレーニングを積んでいますね。近くの公園にはタータン(合成ゴムで舗装された道路)の散歩道があるので、そこを走ってメニューをこなしています。その影響もあって、今はコンディションを維持できているどころか、成長していますよ(笑)。

セルビアでは土曜、日曜が外出不可に

――セルビア国内の状況を教えていただきたいのですが、3月22日に外出制限措置が出たそうですね。首都・ベオグラードの街はどのような様子ですか?


 スーパーマーケットや薬局以外のお店は閉まっていて、一般の方が外に出る理由は限られています。ただ、会社によってはリモートワークができないところもあるようで、通勤をしている方の姿も見られます。ちなみに今のセルビアは平日の朝の5時から17時までが外出できる時間で、仕事をしている方々もその時間帯で通勤をしたりしています。ただ、17時以降は誰も外に出られない状況で、夜間から朝までは外出禁止になっています。違反をすると警察に検挙されて罰金を支払う形になりますね。


――イタリアやスペイン、フランスのように外出証明書の携帯は義務化されていないのですね。


 それは、まだないですね。ただ、最初は夜の19時から外出禁止だったものが17時に早まったので、段階的に制限が厳しくなっているのは確かです。そして最近は金曜の夕方17時から月曜の朝5時までが外出禁止になって、土曜、日曜の2日間は外出ができなくなりました。セルビアでも新型コロナウイルスの感染者と亡くなった方が増えているので、もちろん危機感はあります。


――セルビア国内の状況は落ち着いているように感じられますか?


 比較的落ち着いていると思います。街全体が騒いでいる、パニックになっている様子はないです。僕がトレーニングをしている公園でもジョギングしたり散歩したりしている人々がいますし、くつろいでいるように感じます。

島崎英純

1970年生まれ。東京都出身。2001年7月から06年7月までサッカー専門誌『週刊サッカーダイジェスト』編集部に勤務し、5年間、浦和レッズ担当記者を務めた。06年8月よりフリーライターとして活動。現在は浦和レッズ、日本代表を中心に取材活動を行っている。近著に『浦和再生』(講談社刊)。また、浦和OBの福田正博氏とともにウェブマガジン『浦研プラス』(http://www.targma.jp/urakenplus/)を配信。ほぼ毎日、浦和レッズ関連の情報やチーム分析、動画、選手コラムなどの原稿を更新中。

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