『#スポナビBリーグ特番』で実現 B1タイトルホルダーに“インタビュー”

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金丸のFT成功率は驚異の97.4%。4年連続のベストFT成功率賞に輝いた 【(C)B.LEAGUE】

 3月29日、スポーツナビとBリーグ公式YouTubeにおいて、『B.LEAGUE EVERYWHERE スポナビ×Bリーグ スペシャル番組』が配信された。新型コロナウイルス感染症の感染拡大により全試合中止となった2019-20シーズンのBリーグだが、『ファンの皆さまにいつでもどこでもB.LEAGUEを感じていただく』ことを目的とした“B.LEAGUE EVERYWHERE” の取り組みのひとつとして配信が実現した。

 番組ではスポーツアンカーの田中大貴氏がMCとなり、テレビ電話で出演したB.LEAGUE公認アナリストの佐々木クリス氏と今シーズンを振り返った。また、第一回配信となった今回は、今シーズンを盛り上げてくれた選手3名に“リモートインタビュー”を行い、チームの戦いぶりや個人としてのプレーの評価、近況などをうかがった。

ピック&ロール王国のA東京

 2019-20シーズンのBリーグを振り返ったクリス氏は、まず各地区の優勝チームについて言及。初の地区優勝となったアルバルク東京については「馬場雄大(現テキサス・レジェンズ)選手が海外挑戦、多数のケガ人が出て戦力を欠くなかでこの勝率(.780/32勝9敗)は素晴らしい。今シーズンもピック&ロールを一番高い頻度で行い、一番高い精度で成功させたピック&ロール王国。田中(大貴)選手と(アレックス)カーク選手の“タナカーク”、安藤(誓哉)選手のピックなど、その戦術において右に出るチームはなかった」と話し、Bリーグ3連覇を目指し、ブレのない戦いを続けたチャンピオンチームを称賛した。

 長くチームを率いた北卓也前ヘッドコーチから新体制に移行した川崎ブレイブサンダースに関しては、「佐藤賢次ヘッドコーチは初年度としては素晴らしい戦いをした。新しい外国籍選手の選択が的中し、フルコートディフェンスに取り組んだり、3ポイントシュートを昨シーズンと比較して1試合あたり8.2本増やすなど、獲得した選手を有効に活用する戦術が採れていた」と好調の要因について語り、「個人的には藤井祐眞選手が最も安定していてチームの最重要人物だと思う。日本代表候補に呼ばれてもいい活躍をした」と、平均12.1得点、5.0アシストとキャリアハイの成績を残したシックスマンを評価した。

 混戦の西地区を制した琉球ゴールデンキングスについては「並里(成)選手と岸本(隆一)選手の併用など、スタメンを入れ替えたり、特別指定選手の牧(隼利)選手が8試合連続でスターターを務めるなど、戦い方に非常に柔軟性があった。特徴としてはオフェンスリバウンドの獲得数がリーグトップ3に入るほど多く、特に(ジャック)クーリー選手はオフェンスリバウンドからの得点が242ポイント(2/20時点)でリーグNo.1。チームのオフェンスリバウンドの38.5%を担ったクーリー選手はまさに“キングスのブルドーザー”だと思っている」と、3シーズン連続で地区優勝を飾った西の雄の戦いぶりを分析した。
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