連載:Bリーガーが語るウインターカップ

藤井祐眞、1試合79得点も「悔しい」理由 Bリーガーが語るウインターカップ<1>

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ウインターカップ1試合最多得点の記録を持つ藤井祐眞 【写真:バスケットボールキング/兼子慎一郎】

 現在、Bリーグで活躍するプレーヤーが高校時代、ウインターカップでどのような活躍をしたのか!? 川崎ブレイブサンダースの藤井祐眞は、今も破られていない1試合最多得点(79得点)のウインターカップの記録ホルダーだ。その記録が生まれた秘密を本人に語ってもらった。

ウインターカップの4面同時進行にビックリ

――藤枝明誠高校に入学する前はウインターカップにどんなイメージを持っていましたか?

(当時の会場だった)東京体育館には行ったことがなかったのですが、テレビで試合を見ているだけでも、会場の雰囲気や高校生ならではの応援が凄いことが伝わってきて。「あのような舞台でやってみたいな」という気持ちを中学校の時に持っていました。

――その舞台に初めて立った時のことを覚えていますか?

 もちろん初めての経験でしたが、何か特別な感じではなく、「よし! 全国大会が始まるぞ」という感じだったと記憶しています。でも驚いたのが、コート4面で試合を同時進行していることですね。県大会やインターハイで2面同時進行の経験はありましたが、4面はさすがに多いなと。隣のコートとの距離も近いので、試合の盛り上がりや審判の笛が聞こえてきて。それに「え?」と意識が行ったりもしていましたね。特にベンチにいる時には。

――確かにベンチに座っているとすぐ後ろを走っている感じです。

 そうですね。気が散るというわけではないですけれど。コート4面で試合をしているあの雰囲気はちょっと独特な感じはしましたね。

――藤井選手は島根県の松江市立湖東中学校から静岡県にある藤枝明誠高校に進学します。全国から選手が集まっている環境の中で、新しい環境にすぐに順応できましたか?

 中学3年の時に高校の練習に参加しましたが、その練習の雰囲気がすごく良くて、溶け込みやすかったです。(入学後も)先輩たちは優しくて、上下関係もあまりなく、それに関しては良かったですね。

――藤枝明誠はサッカー部をはじめ運動に力を入れているイメージがありますが、学校の雰囲気はいかがでしたか?

 それも良かったですね。色々な運動部同士で仲が良くて、自分はよくサッカー部の応援に行ったり、野球部の応援にも何回か行ったりしていました。逆にバスケの試合にもみんな来てくれましたね。
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著者プロフィール

日本バスケを盛り上げよう! 2016年に生まれたプロバスケットボールリーグ、「Bリーグ」と時を同じくして立ち上がった、日本バスケの魅力を伝えるバスケットボール専門サイト。男女日本代表、NBA、高校バスケもアツくフォローしています。

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