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欧州チャンピオンズリーグ2019-20
バイエルン、CLで8年越しのリベンジへ
因縁の相手チェルシーを敵地で下せるか

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バイエルンがCLの舞台でチェルシーと戦うのは、屈辱的な敗北を喫した11-12シーズンのファイナル以来。グループステージを6戦全勝と圧倒的な強さで勝ち抜けたドイツの巨人は、8年前のリベンジを果たせるか
バイエルンがCLの舞台でチェルシーと戦うのは、屈辱的な敗北を喫した11-12シーズンのファイナル以来。グループステージを6戦全勝と圧倒的な強さで勝ち抜けたドイツの巨人は、8年前のリベンジを果たせるか【Getty Images】

 バイエルンにとっては絶好のチャンスだ。本拠地アリアンツ・アレーナで行われた2011-12シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝で、悔やんでも悔やみきれない敗北を喫した相手――チェルシーにリベンジする機会が訪れたのだから。


 現地時間2月25日、両チームが対戦するCLラウンド16のファーストレグは、ブルーズ(チェルシーの愛称)の本拠地スタンフォード・ブリッジが舞台。3冠を目指すドイツの絶対王者が、因縁の相手が待つ敵地ロンドンに乗り込む。

CLでの借りはCLで返す

 あの光景を昨日のことのように覚えている。


 両手で顔を覆ったバスティアン・シュバインシュタイガーは膝から崩れ落ち、両膝に手をついたアリエン・ロッベンはがっくりとうなだれたままだ。その目と鼻の先でフランク・ランパードやアシュリー・コールのような歴戦の兵たちが、子供のように体全体で喜びを爆発させている。あれほど鮮明に浮かび上がった勝者と敗者のコントラストは後にも先にも見た記憶がない。


 バイエルンが辛酸をなめたのは2012年5月。本拠地アリアンツ・アレーナでのCL決勝に臨んだドイツの巨人は、ドーバー海峡を渡ってきたチェルシーを圧倒した。序盤から主導権を握り、試合を優位に運ぶ。相手の堅牢(けんろう)をこじ開けるのに苦労したが、83分に待ちに待った瞬間が到来。トニ・クロースのミドルパスに反応したトーマス・ミュラーが、鋭い飛び出しからネットを揺さぶったのだ。


 11シーズンぶりの欧州制覇に王手をかけたバイエルンはしかし、ここから奈落の底に突き落とされる。先制の喜びもつかの間、88分に痛恨の被弾。ファン・マヌエル・マタのCKからディディエ・ドログバに強烈なヘディングを叩(たた)き込まれた。試合終了間際の失点だけに、ファンの脳裏には世紀の逆転負けを喫した“カンプ・ノウの悲劇”がよぎったが、スコアはそのまま動かずに1-1で延長戦に突入することになる。

遠藤孝輔

2005年に日本スポーツ企画出版社に入社。『ワールドサッカーダイジェスト』で長らくドイツサッカーを担当し、14年のフリーランス転身後は古巣の他に『フットボリスタ』や『ブンデスリーガ公式サイト』などに寄稿している。1984年3月17日、東京生まれ。

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