盤石の横浜FMと鹿島、浦和は静かなオフ J1全18クラブの補強評価【前編】
東京五輪代表候補の杉岡大暉。さらなる成長を誓い、オリンピックイヤーに湘南から鹿島に移籍した 【Getty Images】
ACL敗退も、鹿島の補強は盤石
1月31日時点での新加入選手は大卒ルーキーの3人だけだったが、2月に入ってブラジル人ストライカー、ドウグラス・オリベイラを獲得した。コリチーバやグレミオ・マリンガなどブラジルの11クラブを渡り歩いたドウグラス・オリベイラは、188センチの長身で、“ミシャスタイル”の1トップにうってつけの存在だろう。
昨季の戦力をほぼ維持し、補強を最小限に控えた今季の戦略には、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が2年間作り上げてきたチームをさらに成熟させるという狙いが見て取れる。大卒ルーキーに関しても、東京五輪代表に名を連ねる田中駿汰や特別指定選手としてデビューを果たした金子拓郎らは即戦力だ。とはいえ、「トップ3」「タイトル獲得」という今季の目標に照らし合わせれば、物足りなさも残る。
【IN】
FW ドウグラス・オリベイラ ← ルヴェルデンセ(ブラジル)/期限付き移籍
MF 高嶺朋樹 ← 筑波大
MF 金子拓郎 ← 日本大
DF 田中駿汰 ← 大阪体育大
【OUT】
FW 岩崎悠人 → 湘南/期限付き移籍
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