連載:ライオンズ黄金時代同窓会

森西武、圧倒的な強さの要因は? 渡辺GMと辻監督が感じる昔と今の違い

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8度のリーグ優勝、6度の日本一と圧倒的な強さを誇った森ライオンズ。左から東尾修、石毛宏典、森祇晶監督 【写真は共同】

 4年間で3度のリーグ優勝、2度の日本一となった西武ライオンズ。その第一次黄金期を築いた広岡達朗監督が辞任し、1986年から新たに森祇晶監督がチームを率いた。広岡時代の厳しい指導の中で力を大きく伸ばしたチームは、まさに無敵。森監督時代の9年間で8度のリーグ優勝と6度の日本一を達成する第二次黄金期を謳歌(おうか)した。オースルターさながらの面々がひとつのチームに顔をそろえ、圧倒的な強さを誇り、その間の勝率は6割0分6厘であった。

森時代の到来、強さの理由

――根本監督から広岡監督ときて、森監督の時代になります。1986年から94年の9年間で8度のリーグ優勝、6度の日本一と圧倒的な強さを見せました。広岡さんから森さんに代わったときはいかがでしたか?

石毛 86年から森さんが監督になりましたが、その前の1年間はチームにいませんでした。それまでコーチを務めていたのが外れていた。それで1年ぶりに戻ってきた形になり、それまでは嫌われ役だったが、戻ってきたら別人のように選手との対話を重視するようになった。

東尾 そうそう。なんかもう、気持ち悪い感じだったよ(苦笑)。

石毛 でも、そこで清原(和博)が入って、話題も集めた中でいきなり優勝した。9年間で優勝できなかったのは1年だけで、日本一は6回ですからね。やっぱりすごかった。

――それほど強かった要因は、どのようなところにありましたか?
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著者プロフィール

プロ野球の”いま”を伝える野球専門誌。年4回『季刊ベースボール・タイムズ』を発行し、現在は『vol.41 2019冬号』が絶賛発売中。毎年2月に増刊号として発行される選手名鑑『プロ野球プレイヤーズファイル』も好評。今年もさらにスケールアップした内容で発行を予定している。

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